昨年11月に開催されたイベントにて、MediaTekはChromebook向けの新チップセットKompanio 820と828、そして1200が発表しています。
このときKompanio 820についてはCeleron N4500と性能を比較した結果が公開されましたが、先日にはKompanio 828とCeleron N5100のベンチマーク結果を比較する動画が公開されています。
先に結果を見た感想をお伝えしておくと、思っている以上にMediaTek Kompanio 828は良さそうで、Celeron N5100にも劣らないレベルに仕上がっていることが期待できます。
この動画では、Kompanio 828とCeleron N5100をGeekbench、Manhattan 3.0、Google Meetを使用中にTinkerCadでレンダリングしたときのマルチタスク性能、Modern Strike OnlineにおけるFPS、バッテリー駆動時間などが比較されています。
大雑把に結果をまとめておくとこんな感じです。
Kompanio 828 | Celeron N5100 | |
Geekbench (Single Core) | 627 | 572 |
Geekbench (Multi Core) | 2210 | 1462 |
GFXBench (Manhattan3.0) | 61fps | 40fps |
マルチタスク処理 (Meet+TinkerCAD) | 22s | 38s |
Modern Strike | 60fps | 30fps |
バッテリー駆動時間 | 6.9時間 | 4.6時間 |
MediaTek Kompanio 828が優れたスコアを残していて、Celeron N5100に比べると1.4倍早いレスポンス、2倍のゲーム性能、1.5倍のバッテリー駆動時間という結果になっています。
細かい点に関しては、3分程度の動画なのでご覧いただくほうが早いかと思います。
動画内で使用されているChromebookのデザインから気づく人もいると思いますが、Kompanio 828を採用したChromebookはすでにAcerが発表しており、海外では399.99ドルから販売されることがわかっています。
この価格帯でCeleron N5100と同等以上の結果が出ているのであればコストパフォーマンスはかなり良いと思いますので、期待したいところです。
日本では未発表ですが、登場すれば面白い選択肢になると思います。