Acerは今月はじめのCES 2022に引き続き、教育市場向けとして「Chromebook 512」、「Chromebook 511」、「Chromebook 314」、「Chromebook Spin 311」の4機種の新モデルを海外でリリースしました。
いずれもMIL-STD-810Hに準拠した堅牢性や落下・圧力テストをクリアしており、海洋プラスチックや再生プラスチックを使用するなど環境に優しい素材を利用しています。
まだ公式サイトでページが公開されていないためスペックの詳細などは不明ですが、現時点で明らかになっている点をまとめておきます。
Acer Chromebook 512
「Acer Chromebook 512」は、3:2のアスペクト比を採用した12インチ(1366×912 IPS)のディスプレイを搭載し、CPUにはCeleron N4500もしくはN5100、Pentium Silver N6000を選択可能、最大8GBRAMと最大64GBストレージのスタンダードなChromebookです。
microSDカードスロット、USB-CとAが2つずつ、バッテリー駆動時間は最大12時間となっていて、価格は349.99ドルから購入可能です。
Acer Chromebook 511
同じ349.99ドルで来月から発売予定の「Acer Chromebook 511」は、11.6インチ(1366×768)のIPS ディスプレイを採用し、CPUは「512」と違いCeleronのみを選択可能、最大RAMとストレージは同様となります。
microSDカードスロットを含むポート類も「512」と同じでバッテリー駆動時間も最大12時間となっています。
Acer Chromebook 314
「Acer Chromebook 314」は14インチのフルHDディスプレイを採用し、CPUは「512」と同様にインテルの3種類のCPUを選択可能です。最大8GBRAMですがストレージは最大128GB eMMCまでラインアップされています。
バッテリー駆動時間が最大10時間となっていて、高解像度かつ大きいディスプレイである点が他のモデルよりバッテリー駆動時間が短いことの理由です。
価格は429.99ドルから、今年の後半にリリース予定とされています。
Acer Chromebook Spin 311
最後に「Acer Chromebook Spin 311」ですが、11.6インチのタッチスクリーンを採用し、名前のとおり360度回転するヒンジのコンバーチブルタイプで、MediaTek MT8183を採用した4GBRAMモデルのみのエントリークラスChromebookです。
バッテリー駆動時間は最大15時間と長く使えることが特長ですが、ポートの少なさや性能面を考慮するとやや物足りない気がします。価格は399.99ドルで3月から発売予定。
以上が今回Acerから発表された4つのChromebookとなります。
普段使いを考えているChromebookユーザーでは気になる点もあると思いますが、いずれも学校等の教育現場で使用されることを想定しているので、そこは違いとして捉えておきましょう。