9月10日に取り上げているMediaTekが発表した新しいチップセット「Kompanio 900T」ですが、改めてプレスリリースを掘り下げていくと、結局のところタブレット向けとしてのみ記載されていてChromebookも含むことが明記されていないため、「1300T」と同じくChromebook向けではない可能性が非常に高いです。
なお、前回の「Kompanio 1300T」の記事を投稿した際にはMediaTekから直接”Chromebook向けではない”ことをご指摘いただきました。
今回発表された「900T」については特に指摘はありませんでしたが、「1300″T”」と同様に「900″T”」となっていることは、これもChromebookは含まずタブレット向けとしてのみのチップセットと考えてよさそうです。
また、過去にChromebook向けチップセットとして、すでに搭載機が多数あるMediaTek MT8183は「Kompanio 500」、今後リリースされるChromebookに搭載することが明らかになっているMT8192とMT8195は、それぞれ「Kompanio 820」、「Kompanio 1200」とされ、末尾の”T”がないことがわかります。
この件については、Chrome UnboxedやAbout Chromebooksなどいくつかのメディアでも取り上げられ、「1300T」は当ブログも含め公式にChromebook向けではないことが伝えられたため、同様に「900T」もChromebook向けでない可能性が高いといえます。
正直、命名規則が紛らわしいのは仕方ないですが、プレスリリースの内容も迷うところなので、今後の発表では明確にしてもらえるとありがたいですね。
Source: Chrome Unboxed