MediaTekは、タブレット向けに設計された、5Gをサポートする新しいチップセット「Kompanio 1300T」を発表しました。
この「Kompanio 1300T」は、TSMCの6nmプロセスに基づいて構築されていて、ARM Cortex-A78パフォーマンスコアとARM Cortex-A55の高効率コアの8コアからなります。
グラフィックス性能は、9コアのARM Mail-G77 MC9 GPUが採用されますが、クロック速度などは不明です。
公表された性能面をいくつかピックアップしていきます。
- 2,560×1,440 120Hzリフレッシュレート
- フルHDの外部モニター最大2台まで対応
- HDR10+サポート
- 最大108MPセンサまでのカメラ
- 4K 60fps動画のエンコードとデコード
- 5Gサポート
- Wi-Fi 6, Bluetooth 5.2
- 電力効率向上
- AIを利用した音声アシスタント機能など
などなどが公式ページで紹介されており、MediaTekはKompanio 1300Tを搭載する新しいタブレットは2021年第3四半期にリリースすることも伝えています。
今回の発表で喜ぶべきは、5Gに対応するChromebookが年内にリリースされることが明らかになったことですが、残念に思うところは日本に限って言えばまだ対応エリアも限られていますので、恩恵を受けるユーザーは少ないということでしょうか。
あとはChromebookとしての性能、使い勝手が気になるところですが、果たしてどんなモデルになるのか楽しみです。
なお、Chromebookでは今後MT8192やMT8195を採用したモデルがリリースされる予定となっています。
Source: MediaTek