ここに来てLenovoも国内文教向けにGIGAスクール構想準拠の3つのChromebook、「Lenovo 300e Chromebook 2nd Gen」と「Lenovo 500e Chromebook 2nd Gen」、そして海外ではBETTで発表されたばかりの「Lenovo 10e Chromebook Tablet」を投入することを発表しました。
「300e」と「500e」は、すでに国内で発表されていたモデルのアップグレード版となりますが、「10e Chromebook Tablet」はまったくの新機種(Duet Chromebookがベースですが)となっています。
スペックについて
今回発表された3つのモデルのスペックを以下にまとめます。
Lenovo 300e Chromebook 2nd Gen
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366 × 768 |
CPU | AMD A4-9120C |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
カメラ | 720p インカメラ 5MP アウトカメラ |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 イヤホンジャック |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 |
サイズ | 290×204×20.35mm |
重さ | 1.32kg |
その他 | Active Pen対応 MIL-STD 810G準拠 |
価格 | 48,000円(税別) |
昨年までのモデルは、MediaTekのCPUを搭載していましたが、今回はAMDに置き換わっていますが、立ち位置はあまり変わらず、コストを抑えたスタンダードな性能のChromebookとなっています。
また、Active Penというスタイラスペンに対応しているため、キーボード操作が慣れない子どもでも対応できるようになっています。
もちろんMILスペックに準拠した堅牢性がありますが、1.32kgという重さがあるため、低学年であれば家庭と学校間を持ち運ぶというよりも、学内や授業で使う感じの方が良さそうですね。
価格は48,000円(税別)となっていて、2020年3月に発売を予定しています。
Lenovo 500e Chromebook 2nd Gen
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366 × 768 |
CPU | Celeron 4120 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
カメラ | 720p インカメラ 5MP アウトカメラ |
ポート | USB-C ×2 USB-A ×2 イヤホンジャック |
バッテリー駆動時間 | 約10時間 |
サイズ | 290×204×20.35mm |
重さ | 1.32kg |
その他 | 電子ペン MILスペック |
価格 | 58,000円(税別) |
スペックはこのようになっています。
こちらは昨年のモデルからCPU性能が引き上げられ、Celeron N4120を搭載しています。
それ以外の構成については、「300e Chromebook 2nd Gen」と同じになっていますが、対応するスタイラスペンがActive PenではなくLenovo 電子ペンであることが違いです。
使い勝手については、両者が大幅に違うということはないと思いますが、「500e」の方がパワフルな動作をするため、例えばデータを扱う機会が多いような授業のときは、こちらの方が余裕のある動作になると思いますので、中学生とか高校生などにはこちらのモデルの方が良さそうです。
性能が良い分、価格も58,000円(税別)とやや高めとなっています。
こちらも2020年3月発売予定になっています。
Lenovo 10e Chromebook Tablet
ディスプレイ | 10.1インチ 1,920 × 1,200 |
CPU | MediaTek 8183 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | なし |
カメラ | 2MPインカメラ 5MP アウトカメラ |
ポート | USB-C ×1 イヤホンジャック |
バッテリー駆動時間 | 約16.5時間 |
サイズ | 249.5×163.6×9.45mm ※252.5×166.6×20mm |
重さ | 520g ※960g |
その他 | キーボードフォリオ USIスタイラスペンサポート MILスペック |
価格 | 52,000円(税別) |
海外で発表されたとき、その詳細がはっきりせず謎に包まれていましたが、まさか日本で発売するとは思いませんでした。
すでにLenovoは「Duet Chromebook」というタブレットデバイスを発表していましたが、その後のイギリスで行われたBETTという教育イベントでこの「10e Chromebook Tablet」を発表しています。
その時の情報も加えて言えば、このモデルはUSIスタイラスペンをサポートしており、もちろんMILスペックにも対応しているはずです。
また、ここでは詳しく書かれていませんが、おそらくこの価格であればキーボードフォリオ、カバーがセットになっていることが期待できます。
CPUはMediaTekのMT8183と新しい世代になっていますし、10.1インチは現状国内では「ASUS Chromebook Flip C101PA」だけとなっているため、かなり面白い立ち位置のデバイスになると思います。
価格は52,000円(税別)で、こちらも3月に発売予定となっています。
個人的には「Duet」が先だと思ってましたが、まさかこっちが先に出てくるとは…。