2026 年 3 月のアップデート以降、多くの Google Pixel デバイスでバッテリーが異常に消費される問題が発生していますが、Google がこの問題を正しく認識し、最優先事項として対応を進めていることがわかりました。
記事執筆時点でも、影響を受けている Pixel ユーザーから続々と報告が追加されています。
Google が IssueTracker で最優先事項に指定
前回の記事でお伝えした時点では、Google からの公式な見解や対応状況は不明なままでしたが、Google の IssueTracker において該当の不具合報告が「Assigned(担当者割り当て済み)」へとステータス変更され、最優先で修正すべき致命的なバグを示す「P1」の優先度が設定されたことが確認されました。

これにより、Google がこの問題を深刻に受け止め、修正に向けて正式に対応を開始したことがわかります。
当初は優先度の低い問題として扱われており、公式のコメントがなく買い替えや修理を検討していたユーザーにとっても、修正アップデートを待つという選択肢が明確になりました。
なお、記事執筆時点では、少なくとも 2,300 を超えるユーザーが IssueTracker で同様の問題があることを報告しています。
バッテリー消費の原因はスリープへの移行失敗の可能性
バッテリーが急激に減少する原因について、以前は GPS のバグによって CPU がスリープ状態に移行できない可能性が指摘されていました。
今回の IssueTracker の報告では、新たにシステムレイヤーにおける「Deep Doze(深いスリープ状態)」への移行失敗が原因として挙げられています。
これは、アイドル状態であるべきときにデバイスが想定以上にアクティブな状態を維持してしまうことで、バッテリーを過剰に消費しているというものです。
筆者の Pixel 10 Pro では、1 日に複数回の充電が必要になるほどではないものの、待機中のバッテリーの減りが以前よりも早いと感じることがあります。
多数のユーザーが影響を受けている現状
Android Authority が実施した読者アンケートによると、数千人の回答者のうち 75.9% が「最近のアップデート後にバッテリーの減りが早くなった」と回答しています。
問題の影響を受けているユーザーほどアンケートに回答しやすいという統計的なバイアスを考慮する必要はありますが、2,000 件以上の報告が集まっている事実は、これが一部の限られた環境でのみ発生している問題ではないことを示しています。
とはいえ、IssueTracker 上の報告でも同程度のユーザーがいることから、多くのユーザーに影響があることは確実と言えます。
まとめ
今回、Google が IssueTracker で P1 として対応を開始したことは、Pixel スマートフォンのバッテリー問題に悩むユーザーにとって前進です。
現時点でいつ修正が提供されるかは明言されていませんが、最優先事項として扱われていることから、2026 年 5 月の月例アップデート、あるいは緊急のシステムアップデートでの修正が期待できます。
この問題が発生していると思われる場合は、アップデートの配信が開始されるまで不要なバックグラウンド処理を制限するなどの対策を取りつつ、修正を待つしかありません。


