数日前から、Google Pixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6a の一部ユーザーがデバイスを工場出荷時にリセット(すべてのデータを消去 / 初期設定にリセット)したときにデバイスが起動しなくなってしまう問題が報告されていますが、Google はこの問題を防ぐための方法をコミュニティで公開しています。
Google によれば、リセットする前にシステムアップデートを行ったかどうかを確認し、もしアップデートが行われたのであればシステムアップデートをして再起動した後、デバイスの電源を入れたまま15分間アイドル状態にしておく必要があるとしています。その後はスマートフォンを安全にリセットできます。
しかし、現時点ではすでにリセットしてしまいデバイスが壊れてしまった場合の修正方法については提示されておらず、Google は問題の根本原因を特定し、最善の解決策の開発に取り組んでいると述べています。
つまり、現状では壊れてしまった Pixel は打開策がない状態です。チームは問題の解決に積極的に取り組んでいることは明らかにされていますが、いつ問題が修正されるかはわかりません。
なお、Google は「工場出荷時の状態にリセットすることは多くのユーザーが定期的に行うものではないことは承知している」と述べており、それはそのとおりですが、日本では現在 Google ストアのセールを行っており、下取りに出そうとしているユーザーもいるはずなので、この問題はかなり致命的だと思います。
同じような致命的な問題は直近の1年に何度か起きており、昨年の Android 14 アップデート後の問題やストレージアクセスの問題などがありました。