本日、Twitter上に突如としてGoogleの次期Chromebookと期待される「Pixelbook 2」および「Pixelbook Pro」(と見られるもの)のレンダリングがリークされました。
オフィシャル感のある画像となっていますが、界隈では情報源の怪しさとこれまでのリーク情報や開発状況との違いなどから、信用できるリークではない可能性が高いことを注意しています。
以下が今回リークされている内容になります。
まずは「Google Pixelbook 2」と呼ばれるものですが、13.3インチで”Pixelbook Go”からの置き換え、Google Tensorを搭載して4色展開となるようです。
続いて「Google Pixelbook Pro」は、15.5インチでGoogle Tensorを搭載、2色展開で1080pのWebカメラを採用するとしています。
どちらもGoogle Tensorを搭載したモデルということですが、ここで問題になるのは現在Googleが次期「Pixelbook」として開発している可能性が高いのは、インテル第11世代のTiger Lakeプロセッサを搭載したもので、Google Tensorを搭載するものは(今のところ)Chromebookで確認されていません。
デスクトップ向けにTensorチップを開発している可能性があることは別のリークからわかっていますが、Chromium Gerritにその徴候すらない以上、すぐリリースされるものではないことがわかります。
また1080pWebカメラと書かれている点も、これだけではすでに「Pixelbook Go」では搭載されているので目新しいものではありません。
さらに背面のロゴも「Pixelbook」、「Pixel Slate」、「Pixelbook Go」とささやかな主張しかしてこなかったものが、いきなりデカデカと表示されるようになるとは考えにくいです。
なおChrome Unboxedが指摘していますが、「Pixelbook 2」と見られるリークのツイートにある2枚目の写真、Webカメラの位置に違和感があり、CAD図面に基づいたものではない可能性があります。
それと画像でもキーボードの文字刻印が大文字になっている点も気になります(これまで小文字)。
ここまで来るとこのリークが本物かどうかは微妙なところになってくると思いますが、Googleならこれくらいの変更はやりかねない可能性も否定はできません。
とは言うものの今回の件は開発状況から考えて、少なくともTensorを搭載する可能性は低く、あまり信用のできるリークではないと、私も思います。
Source: Chrome Unboxed