ASUSの台湾本社ツアー&2023年の新製品発表会に行ってきました

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ASUS JAPANは「Zenbook」シリーズや「Vivobook」シリーズなどの2023年新モデルを4月21日に発表しましたが、その発表会は台湾の台北市にあるASUSの本社「華碩電脳立功大楼(ASUS LiGong Building)」で開催されました。

今回の記事では、その台湾にあるASUS本社で開催された発表会と同時に、ASUS本社本社内のプレスツアーにも参加してきましたので、その記録をお届けします。

目次

本社

ASUSの台湾本社は台北市にあり、今回訪れた本社は2019年から使われている新社屋でした。旧社屋は隣にあり、こちらもまだ運用されているとのこと。余談ですが大きな通りの反対側にはASUSのマザーボードなどを開発・製造するペガトロンと本社のさらに隣にはコストコがありました。

建物内に入ると吹き抜けになった広々としたエントランスで、上には大きなガラス窓と足元にはペガサスが描かれています。なぜペガサスかと言えば、ASUSの社名は「Pegasus(ペガサス)」が由来となっているためです。

正面に見える受付の裏側にはエレベーターホールがあり、ここの壁にはASUSのビジネス哲学(理念)が掲げられています。従業員を大切にして、勤勉で正直で正しい道を進み、世界初やイノベーションを追求、社会に貢献するといった内容が書かれています(Google翻訳)。また反対側にはASUSが受賞した際のトロフィーなどが飾られています。

エントランスに戻り、左右の壁面と階段の箇所にはASUSが過去にリリースしていた懐かしのデバイスやデザインへのこだわりなどが表現されています。

これも余談ですが、筆者が最初に購入したASUSのデバイスは大学生時代の学会発表で持ち出すために、出来るだけ小さくコンパクトなノートPCが欲しいという理由から「EeePC 701」でした。その後、大学院でも10インチのEeePCをしばらく使っていました。懐かしい。

上に登ると3F部分にはカフェテリアがあり、フロア全体でフードコートのようになっています。様々な飲食店やコンビニなどが入っています。スタバもありました、羨ましい。

また本社内の施設では、カフェテリア以外にも4Fにジムやビリヤード台などが置いてあるゲームスペースが用意されていました。まさにテック系企業という感じです。

ツアーに続いて、今回の発表会ではASUSの製品に対するこだわりや研究開発の足跡を知る機会もありました。

開発に関するあれこれ

ここではASUSのデバイスが、どのように開発されてきたかを、素材やパーツ、プロトタイプなどが並べてあり、最終の製品版へと至るまでに様々な創意工夫を見ることができました(これは今回特別)。

なかには「ASUS Chromebook Detachable CM3」の縦・横の両方向で使えるキックスタンド付きカバー置かれており、素材やヒンジ部分のデザインなど様々なパターンを試していたことが確認できます。

この他には「Zenbook」シリーズの進化の過程などを見ることもでき、一挙に並べて見ることで細かいところでも確実に違いが出ていることを実感します。特に今回発表された新モデル「Zenbook S 13 OLED」へのこだわりが強く表現されていました。

Zenbookシリーズは、ASUSが”プレミアムな”と表現するだけあって性能面だけでなくデザインや素材、表面加工に至るまで力の入れ具合が違います。もちろん、ユーザーの求めるデバイスを提供するという点で、Zenbookだけに限らずVivobookなど他シリーズにもしっかりと考えを持っていることがこのツアーを通して再確認できました。

なお、今回はASUS社内にある品質チェックセンターの中も一部を見ることができました。

ここではMIL-STD 810Hに準拠したテストなど、耐久面などに関わる様々なテストを行っています。例えば、気温や湿度、落下、振動、衝撃、ねじれや各パーツの耐久テスト、ノイズやオーディオテストなどがあります。こういったテストを通じて、ASUSデバイスの品質が保たれています。

大量のモデル数にも意味はある

ということで、今回の記事はASUS本社ツアーへの参加の記録でした。

このツアーに参加して改めてASUSのデバイスを振り返ると、尖ったモデルもあれば普及しそうなスタンダードなモデルまで、幅広く取り揃えていることがASUSの強みだと思います。実際に製品を2023年のラインナップとして非常に多くのモデルが登場していますが、これもユーザーニーズに合わせてデバイスのラインナップを構築する、という点に落ち着くように思いました。パッと見は数が多すぎてわからない(ライター泣かせ)ということも否定しませんが。

ただ、1つのデバイスにカスタマイズの選択肢を用意するのではなく、最初から一定以上の性能で、ユーザーには必要な性能や機能と予算を基準にシリーズやモデルを選ばせるというスタイルは昔から一貫しているように思います。

今後もぜひスタンダードなモデルだけでなく尖ったモデルも作り続けて欲しいですね。あとは日本でも英語配列も選べるようになるか、海外で購入したデバイスでもサポートを受けられるようにしてくれると嬉しいんですけどね(お願いします)。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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