CTLはあまり日本で馴染みが少ないメーカーかと思いますが、海外では教育市場向けにこれまでいくつもChromebookをリリースしているので実績はあるメーカーになります。
今回の「Chromebook NL7X for Education」は、当ブログでも以前紹介している「Chromebook NL7T」シリーズの改良版のようなChromebookで、とにかく堅牢性を高めて学生の物理的にハードな使い方に耐える得る設計となっています。
ということで、CTLの堅牢性を高めた「Chromebook NL7X」のスペックなどまとめていこうと思います。
Chromebook NL7X
Chromebook NL7X | |
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ディスプレイ | 11.6インチ IPS 1,366 × 768 |
CPU | Celeron N3350 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB |
外部ストレージ | microSD |
ポート | USB-C ×2 USB3.0 ×2 オーディオジャック |
その他 | 約70cmまでの落下テストクリア 天板は荷重165kgの耐久試験クリア 防水キーボード 本体縁部分に衝撃吸収フレーム 強化されたポート・ヒンジ・電源部分 |
価格 | $269 約30,000円 |
スペックについてはこんな感じです。ディスプレイは11.6インチのHD解像度ながらIPS方式を採用しているので、見にくいということはなく標準的かと思います。製品画像を見た感じ、おそらく非光沢液晶かと思いますので、私の持っている「Acer Chromebook CB3-131」に近い画面になっているんじゃないでしょうか。
搭載されているCPU、RAM、ストレージについては、低価格帯では最早スタンダードと言える構成です。
このスペックであれば、タブを20も30も開くことがなければ、動画を見ながらネットしたり他の作業をする程度であれば快適に動くかと思います。
ポートについては、低価格帯でありがちなUSB-Cが1つということはなく、しっかり2つありますし、USB-Aポートも2つありますから、実用性はとても高いと思います。
さらにこのChromebookの特徴はとにかく丈夫だということ。
まず外観部分ですが、ポート類や電源部分はもちろんのこと防水性を高めたキーボードを備えており、本体外周には耐衝撃性を高めるためのフレームが備えられています。また今回の製品にもラバー製のう格納式持ち運びハンドルがついてるようですね。
さらに高さ70cmほどからの落下テストもクリアしており、学生生活でちょっと荒っぽい使われ方をされてもある程度は耐えられる設計になっています。
そして天板部分は、上からの圧力(およそ165kg程度)に耐えることができるようになっています!特許出願中という「X-Panel」というものだそうですが、実際に人が乗っている画像がありますがとにかく耐えるんです。
これは凄いですよね。
ちなみにこの天板部分はホワイトボードを乗せることができます。最初の画像の落書きみたいに書いていますが、これはホワイトボードだからなんです。このあたりは教育機関向けらしいオプションじゃないでしょうか。
しかしサイズ感や重さについてはまだ公表されていないようなので、実際に手に取ってみないと表現しようがないのが残念。
価格ですが、なんと約30,000円というお安いお値段で購入が可能です。性能面で考えればまずまず標準的な価格かと思いますが、本体の堅牢性を加えた全体的なスペックで考えるととても安く購入できるChromebookかと思います。それこそ「ASUS Chromebook C213」に負けないくらい。
このあたり教育現場向けらしいというか、お子さんがいる家庭での購入もそこまで気負わずできる値段っていうのが良いですよね。
私もちょっと欲しいです。
ちなみに公式サイトで直販が可能なんですが、ざっと調べてみたところアメリカ国内だけの発送のようで、日本への発送は対応してないですね…。
ただ過去の経緯を考えると、おそらく米Amazonでの販売もされるはずなので購入を考えてたい方はそちらを利用する方が良いかもしれません。
まとめ
ということでここまでCTLの「Chromebok NL7X」を紹介してきましたが、どうでしょうかね。
個人的には低価格で堅牢性も高く、まさに子ども向け、学生向けのChromebookとしては申し分ないように思います。もちろんビジネス用途としても満員電車とかでPCを潰されるような環境にある人は選択肢としてあっても良いかと思いますが。
正式発表については3〜4日中に行われるようですが、すでに公式サイトに製品が掲載されておりますのでご興味ある方はそちらをご覧頂くほうが良いかもしれません。
CTL Chromebook NL7X for Education @CTL公式(英語)