すでに更新されている方は体験していると思いますが、先日のChrome OSアップデートによって、Chromebookのタブレットモードで新しいUIとジェスチャーを試すことができるようになっています。
ただ、現時点ではStableチャンネルではなく、Chrome OS 80が到着したbetaチャンネル以前となっていることだけご注意ください。
また、Devチャンネル以前となっていればアップデートでそのままUIが変化しているかと思いますが、Betaチャンネルの場合は、chrome://flags から modular design for the shelf を有効化する必要があります。
あと、32bitモデル(ARM系プロセッサモデル)には、betaでもまだ到着していないようですね。
ちなみにこのUIやジェスチャーについては、昨年10月にDevチャンネルに実装され、あれこれ修正されながら、いずれは正式に実装されるかもとお伝えしていますので、そのときに試している方などは特段大きな変化はなかったりします。
では改めてbetaチャンネルに登場したUIについて紹介しておくと、Android 10のようなデザインになっているのが特長です。
シェルフ下にバーのようなものが表示されていることと、シェルフ自体の表示の仕方も微妙に変化しているのがお気づきいただけると思います。
Androidスマホを使っている方はよりイメージしやすいと思いますが、下から上にスワイプすることで開いているアプリを閉じることやオーバービューモードを表示させることができます。
このあたりは、すでに海外で動画が登場していますので、イメージしにくい方は参考にしてみてください。
動画内でも後半に試していますが、一部のアプリではサイドバー部分を左端から右へスライドすることで表示させることができるようになっています。
いまの操作では、左端から右側へのスワイプは、一つ前に戻るという動作になってしまいますが、このあたりは少しずつAndroidスマホ(タブレット)に挙動が近づくようですね。
また、クイック設定部分も手が加えられたようで、これまでは最大6項目の表示ですが、次のページを表示させて別の6項目を表示させることができるようになっています。
ただし、スマホのように順序を入れ替えたり、カスタム機能を追加したり、不要な機能を隠したりはできないようですね。
ひとまず、今回のアップデートではスマホやタブレットにUIや操作が少しずつ近づいてきていることがわかります。
ぶっちゃけ言われてみないとわからないような細かい変更ですが、タブレットモードも使いやすくなってくれるなら嬉しいことですよね。
参考 Chrome OS 80 adds gesture navigation and multiple quick settings pages