4月末にもいくつかの海外サイトでも伝えられていますが、Geekbenchに「Google Pixelbook」と題されたベンチマークスコアが登場しています。
「Google Pixelbook」とされているもののはっきりとしたことは言えませんが、このスコアの主は「Pixelbook 2」である可能性が高いとしています。
テストされているモデルのCPUにはi5-8250U、i7-8550U、そしてi7-8705Gが搭載されています。相変わらずChromebookとしてはハイスペックな位置づけですね。
登場したスコアについて
今回、Geekbenchに登場しているスコアをまとめておきます。
RAM | Single Score | Multi Score | |
Core i5-8250U | 8GB | 4158 | 10871 |
Core i7-8550U | 16GB | 5155 | 10955 |
Core i7-8705G | 16GB | 4293 | 14653 |
下記がGeekbenchのスクリーンショット画像となります。
※クリックで大きくなります。
このうち2台のCPUが第8世代のCore i5とi7のUシリーズを採用しており、現在の「Pixelbook」から順当なアップグレードと言えそうです。
予想していなかったですが、さらにもうひとつはRadeonのRX Vega M GLグラフィックスを搭載するCore i7-8705Gを採用しているようです。
海外サイトによれば、GoogleはAndroid StudioでAndroidアプリを開発するためには、Core i5以上のUシリーズを採用するChromebookを推奨しているということなので、おそらく開発者向けの印象を強めるためにUシリーズ、そしてGシリーズを「Pixelbook 2」を採用したと考えているようです。
いずれにしても現在の「Pixelbook」は、消費電力を抑えたYシリーズを採用していますので、「Pixel Slate」や他メーカーのCore iシリーズ採用モデル並みにハイスペックになることは間違いなさそうです。
しかし、これと引き換えにバッテリーや熱の問題が浮上してきますので、そのあたりをGoogleはどう仕上げてくるのかが楽しみなところです。
が、今回登場したスコアが正しいものであればという大前提があります。
ベンチマーク結果を見ていくと、使用されているマザーボード名が現行と同じ「eve」となっており、これまで「Pixel」シリーズのChromebookはリリース毎に新しいボードを採用することから、現状では製品となるデバイスではなくテスト用デバイスである可能性が高いです。
またこれまでのウワサで伝えているとおり、「Atlas」というコードネームを持つボードが「Pixelbook 2」である可能性も否定できていませんので、まだはっきりとしない点が多いのも事実です。
どちらにしても、Geekbenchにスコアが登場したことで開発は進んでいるようなのはわかりますし、今年も10月に発表されることが期待されていますので、動きがわかっただけでも嬉しいことですね。
そんなわけで、引き続き新しい情報が出れば取り上げていきたいと思います。
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参考Pixelbook benchmarks appear with updated 8th-gen Intel processors. Is this the Pixelbook 2?