久しぶりにAOpenから、「AOpen Chromebook Commercial Tab 10」というChrome OS搭載のタブレットデバイスが発表されました。
実際のスペックとしては、すでにある「Acer Chromebook Tab 10」や「ASUS Chromebook Tablet CT100」と同じものです。
堅牢性を重視している点では「ASUS CT100」に近いですが、独自の9H強化ディスプレイを搭載し、本体保護ケースを採用しているため、さらに堅牢性を高めたタブレットデバイスと言って良いかと思います。
また、「Tab 10」はじめ「CT100」などのChromebookタブレットデバイスは、これまで教育現場がターゲットとなっていますが、VESAマウントを搭載するなど、この「Commercial Tab 10」は商用、産業向け製品としてリリースされている点も違いかと思います。
とりあえずは、「AOpen Chromebook Commercial Tab 10」のスペックをまとめておきます。
AOpen Chromebook Commercial Tab 10
AOpen
Chromebook Commercial Tab 10 (CTB 10) | |
ディスプレイ | 9.7インチ IPS 2,048×1,536 9H画面保護フィルム |
CPU | Rockchip RK3399 / OP1 2.0GHz(6core) |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 32GB eMMC |
外部ストレージ | microSD |
カメラ | リア 2MP フロント 5MP |
ポート | USB-C |
バッテリー | 4,500mAh 最大9時間駆動 |
その他 | 専用スタイラス付属 MIL−STD-810G VESAマウント(100×100) |
サイズ | 縦247.1 × 幅180.0 × 厚み19 mm |
重さ | 684g |
スペックについてはこんな感じになっています。
ディスプレイサイズや解像度、CPU、RAMなどの基本的な部分については、「Acer Tab 10」や「ASUS CT100」などと同じになっています。
もちろん、本体格納式のスタイラスペンがある点なども同じです。
では何が違いかというと、まず独自の9H画面保護フィルムが付いていること、本体外装はVESAマウントに対応した堅牢性を高めるための保護ケースが付属していること、MIL STD 810G-516.6に準拠し、約1.2メートル(4フィート)からの落下テストをクリアしていることが挙げられます。
しかし、このおかげで本体サイズや重さが9.7インチタブレットとしては中々のモノになってしまっていますが、仕方ないと諦めましょう。
正直言ってしまえば、基本的に中身は同じで外見だけを強化したお決まりのパターンであるとも言えますね。
ただ、この「CTB10」は一般や教育機関ではなく商用、産業向け機器としてリリースされていますので、KIOSK端末として利用したり、工場内やハードな環境で使用する際にも安心感があるデバイスであることに間違いはありません。
またKIOSK端末として利用する際、ゲスト向けの商用設定や電源ボタン等カスタマイズできるようになっているなど、そのあたりはしっかり対応してくれるようです。
いわゆる業者向けなChromebookタブレット端末ですので、価格については明らかになっていませんが、おそらく一般で購入したい層というのはほぼいないと思いますので、こんなChromebookタブレットもあるんだなくらいの印象で良いかと思います。
一応、日本でもAOpenは展開していますので、国内産業、商用向けとしてリリースされる可能性もなくはないと思いますが…。
気になる方はグローバル公式や国内公式をチェックしてみてください。
- PDFAOPEN Chromebook Commercial Tab 10
- AOPEN日本公式