これまで何度かMT8192としてお伝えしている、MediaTekの新しいチップセットKompanio 820ですが、Snapdragon 7cを採用したChromebookに比べてかなり数が少ない現状です。
しかしこのKompanio 820(MT8192)は、ARMベースのChromebookらしく薄型で軽量、長時間のバッテリー駆動時間に加えてSnapdragon 7cのChromebookよりも優れたパフォーマンスになることが期待されています。
これまではKompanio 820(MT8192)を採用したChromebookの詳細はわからず、どのメーカーが開発しているのかもわかりませんでしたが、今回Chrome Unboxedは「Spherion」というコードネームのChromebookを開発しているのはAcerであり、最初にリリースされるモデルかもしれないことを報告しています。
Acerの可能性が高いことを指摘している理由は、開発中のコードやコミットを掘り下げたところ、デバイスに使用されているバッテリー情報や携わっている開発者の情報から、新旧問わずAcerのChromebookに多数関わっていることわかったためです。
当ブログでは何度もこの手の情報を紹介していますが、これまでのChromebookも開発関係者の情報やデバイスに使用されるパーツの情報などからわかったメーカーは、大体がそのとおりなので、今回もAcerである可能性は高いと思います。
ちなみに、MediaTekの公式で明らかにされているように採用しているChromebookのメーカーはHP、Lenovo、Acerの3択なので、そのうちAcerに多く携わっている開発者がいるならアタリでしょう。
なおスペックの詳細はわかっていませんが、どうやらクラムシェルタイプのChromebookで、タッチスクリーンやバックライト付きキーボードを採用することがコミットから明らかにされました。
これだけだとMediaTek Kompanio 820を採用する以外に目立った点はなく、手堅いモデルになる印象です。
いずれにせよ新しいMediaTekのチップセットはパフォーマンスと価格のバランスが良いスタンダードなものになる可能性があるので、登場に期待です。
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Source: Chrome Unboxed