久しぶりにウワサもウワサの謎のデバイス「Google Rammus」が再びGeekbenchに登場したようです。
昨年の10月末にも同じコードネーム「google rammus」というものでGeekbenchに登場してましたが、その際に採用されていたCPUはCore m3-8100Yに4GBRAM、そしてAndroid 7.1.1で動作しているという端末でした。
ただ、その時はすでに「Google Pixel Slate」についての情報が出回っていましたし、その「Slate」もAndorid 8.xでGeekbenchに登場したりテストされている痕跡もあったので、「Rammus」はあまり良い意味で取り上げられませんでした。
しかし今回のGeekbenchのベンチマークでは、ちゃんと進化して登場しています。
i7-8500Yと8GBRAM
下記が今回のベンチマークです。
昨年にリークされたものからだいぶ進化しているというか、大きく違いますね…。
採用されているCPUは、第8世代のCore i7-8500Yで、8GBRAM、そしてAndroid 9 Pieで動作していることがわかります。
ちなみに「Pixel Slate」の最上位モデルに採用されているものと同じですので、Chromebookとしてはオーバースペックなくらいハイスペックな端末になります。
一応、元にあったm3-8100Yとi7-8500Yのベンチマークを簡単に比較しておきます。
Core m3-8100Y | Core i7-8500Y | |
Octane V2 | – | 24567 |
Geekbench シングル | 3600 | 4885 |
Geekbench マルチ | 7000 | 8225 |
PASSMARK | 3471 | 3287 |
どちらも5W TDPなので大きな差はないようです。
ただ単純に、今回のモデルはi7なのに8GBRAMなのが気になるところなんですよね。「Pixel Slate」は16GBRAM搭載していましたし、今回のモデルはコストを抑えるためなのかなんなのか。
で、ここでふと思い出すことがあります。
最近発表されたばかりの「ASUS Chromebook C434」では、最上位モデルが今回のベンチマークに登場したものと同じi7-8500Yを採用していますが、最大8GBRAMとなっているんです。
これによってi7モデルであっても16GBRAMを積んでくるとは限らない…ということが実際にあるので、ある意味で「Rammus」は現実味を帯びたモデルになったと言えるかもしれません。
というか元々、「Rammus」ってASUSのフラッグシップの可能性が…という話もありましたから、もしかしたら勢いのあるASUSがもう一台出してくるってこともなくはないかも?
むしろこの時点ではChromebookなのかChromeタブレットなのかもはっきりしていないので何とも言えませんが。
とりあえずは、現時点では新たなハイスペックモデルが着々と開発されている、という程度の認識で良いかと思います。
また新しい情報があればまとめていきたいと思います。
参考Mysterious Google “Rammus” Android Device Sighted Again With Much Better Specs