先週、米国Amazonに突如として登場した「HP Chromebook x360 12」というモデルについてお伝えしていましたが、今回の発表では12インチだけでなく14インチモデルもあることが明らかになりました。
また、どちらの名前にも「b」が追加され、ディスプレイサイズと解像度を除き、スペックは基本的に共通しているようです。
さらに両モデルはUSI(Universal Stylus Initiative)のアクティブスタイラスをサポートしていて、磁気によるスタイラスペンドックもあるようです。
ということで、今回はHPのChromebook「x360 12b」と「x360 14b」の発表されたスペックをまとめておきます。
スペック
Chromebook x360 12b |
Chromebook x360 14b |
|
ディスプレイ | 12インチ IPS 1,366×912 NTSC 50% 235nits |
14インチ 1,366×768 NTSC 45% 220nits |
CPU | Celeron N4000 1.1-2.6GHz(2c/2t) (今後Pentiumも登場) |
|
RAM | 4GB | |
内部ストレージ | 32GB eMMC (最大128GB eMMC) |
|
外部ストレージ | microSD | |
ポート | USB-C(3.1) ×2 USB-A(3.1) ×1 イヤホンジャック |
|
バッテリー | 最大12時間 | 最大10時間 |
その他 | B&Oデュアルスピーカー USI 1.0 Active Stylus(別売:69.99ドル) |
|
サイズ | 幅272×奥行215.9 ×厚み17.2mm |
幅324.1×奥行226 ×厚み1.88mm |
重さ | 1.35kg | 1.58kg |
価格 | 359ドル | 379ドル |
スペックと価格についてはこのようになるようです。
今後、Pentiumや最大128GBストレージを搭載するモデルの登場についても公式で言われているため、直近で発売されるモデルのスペックと考えてください。
とは言っても、どちらもスペックとしては共通しているため、2019年のChromebookとしてはエントリークラス(か、やや上)に位置するモデルとなっています。
どちらも「x360」の名の通り、360度ヒンジを採用しているため、テントモードやタブレットとしても利用できます。
12インチの「x360 12b」については、以前お伝えしたとおりで3:2のアスペクト比を持つやや特殊なモデルとなっています。
対する14インチの「x360 14b」は、伝統的な16:9にHD解像度を備えたディスプレイになっていますが、今後フルHDモデルも登場する可能性があります。
どちらもポート類は同じだけありますし、キーボードサイズやトラックパッドの大きさを見ても、どちらも使い勝手の良さそうなモデルに仕上がっていると思います。
とくに「x360 12b」は、エントリークラスではあまり例のない12インチで3:2のHD+ディスプレイですので、コンパクトながら縦の表示量が増えるため、こちらの方が個人的には気になるところです。
また、新たに追加されたUniversal Stylus Initiative(USI) 1.0 アクティブスタイラスペンをサポートしているため、単純にスタイラスペンが使えるモデルであることと、今後このスタイラス1本で同じUSIに対応するデバイスで使うことができるというメリットがあります。
さらに磁気スタライスドックにより、iPad Proのようにスタイラスペンを本体側面に磁気でドッキングして、充電可能であるとも言われています。
まだスタイラスペンの詳細についてははっきりしていませんので、注意する必要はありますが、69.99ドルで別売りであること、11月以降に販売ということなの
スタイラスペンの利用を考えるとどちらも魅力的な機種ですし、価格的にもかなり抑えた良いモデルのように思います。
とくに12インチモデルがうまくまとまっている気がして、かなり惹かれますね。
まだ販売は開始していないようですが、最近の傾向として、販売開始の後にセールになることも多いため、実際に購入するには少し様子見するほうが得策かもしれません。
PDFHP Chromebook x360 12b-ca0010nr
PDFHP Chromebook x360 14b-ca0010nr