Google は 2026 年 10 月 9 日 (現地時間)、ChromeOS 154 安定版を実行する Chromebook などの ChromeOS および ChromeOS Flex デバイス向けに、マイナーアップデートの展開を開始しました。
このアップデートにより、サポートされるデバイスは Chrome ブラウザのバージョンが 154.0.8037.96 から 154.0.8037.151 へ、プラットフォームのバージョンは 16805.31.0 から 16805.33.0 へと更新されます。
記事執筆時点において、筆者の所有する Chromebook / Chromebox など複数の実機でアップデートを確認できており、サーバー側のアップデート状況では HP Chromebook 14c (drawman) のみ遅れています。
アップデートの内容と既知の問題
今回のマイナーアップデートでは、内蔵されている Chrome ブラウザおよびサードパーティコンポーネントにおいて、合計 112 件のセキュリティ脆弱性が修正されています。
Chrome ブラウザ側では、最も深刻度が高い「Critical (致命的)」とされる問題が 5 件修正されており、詳細は以下のとおりです。
- CVE-2026-95310 (Critical) : AdFilter における解放済みメモリの使用 (Use after free)
- CVE-2026-95356 (Critical) : WindowDialog における解放済みメモリの使用
- CVE-2026-95313 (Critical) : Fullscreen における解放済みメモリの使用
- CVE-2026-95339 (Critical) : ServiceWorker における解放済みメモリの使用
- CVE-2026-103628 (Critical) : WebGL における境界外書き込み (Out of bounds write)
このほかにも、V8 エンジンや DevTools、WebRTC などのコンポーネントにおいて、深刻度「High (高)」が 37 件、「Medium (中)」が 44 件、「Low (低)」が 24 件修正されています。
また、サードパーティのセキュリティ修正として、mali_kbase における解放済みメモリの使用(GPU プロセスからカーネルメモリ破損を引き起こす恐れ)や、ArcVm における問題など、深刻度「High」の脆弱性が 2 件修正されています。
現時点において、今回のアップデートを適用した実機で広く影響を及ぼすような新しい深刻な問題の報告はありません。
一般的なトラブルシューティングでも解決できない問題が発生した場合は、以下の手順で Google にフィードバックを送信できます。
- [設定] > [ChromeOS について] > [フィードバックを送信] または Alt + Shift + I
アップデートの確認と適用
今回のアップデートは通常の安定性向上とセキュリティ対策が含まれており、新しい不具合の報告もないため、通知が届き次第早めに適用しておくことをお勧めします。
デバイスによって配信のタイミングが異なる場合があるため、まだ通知が届いていない場合は数日様子を見てください。組織で管理されているデバイスの場合は、管理者の設定によってアップデートが制限されていることがあります。
アップデートを手動で確認するには、 [設定] > [ChromeOS について] > [アップデートを確認] を実行してください。
- メジャーアップデート: Google、Chromebook 向け ChromeOS 154 安定版の展開を開始











