Google は 2026 年 8 月 11 日 (現地時間)、ChromeOS 151 に関する企業および教育機関の管理者向けのリリースノートを公開しました。
今回のアップデートでは、以前より告知されていたキオスクセッションにおける Chrome アプリのサポート終了や、古いハードウェアを搭載した一部の ChromeOS Flex デバイスに対するアップデートのブロックが実施されます。
この記事では、管理者向けに発表された ChromeOS 151 の主な変更点や今後のアップデート予定について解説します。
ChromeOS 151 の主な変更点
ChromeOS 151 では、これまで予告されていたサポートの終了と、運用に関する新しい機能・ポリシーの追加が行われています。
キオスクセッションでの Chrome アプリのサポート終了
ChromeOS 150 のリリースノートで告知されていた通り、ChromeOS 151 からキオスクセッションにおいて Chrome アプリが動作しなくなりました。
該当するアプリを運用している管理者は、ウェブアプリ (PWA) などの代替手段に早急に移行する必要があります。なお、管理コンソールを通じてマネージドゲストセッション (MGS) やユーザーセッション向けに強制インストールされているアプリについては、引き続きサポートされます。
一部の ChromeOS Flex デバイスのアップデートをブロック
以前から告知されている通り、ChromeOS 151 より、Chrome ブラウザの最小要件を満たすことができない一部の古いデバイスに対して、アップデートがブロックされるようになりました。影響を受けるのは以下のハードウェアを搭載したデバイスです。
- 2010 年以前の Intel および AMD グラフィックス
- 2014 年以前の Nvidia グラフィックス
この変更は、Google が認定している ChromeOS Flex 認定デバイスには影響しません。予期せず対象に含まれてしまった場合は、Google ChromeOS Flex サポートに問い合わせるよう案内されています。
該当する古い PC を再利用している組織は、今後の運用方針や入れ替えについて検討しておくことをお勧めします。
独立したウェブアプリ (IWA) の管理と Web 機能の拡張
ChromeOS 151 より、管理者はマネージドゲストセッションにおける独立したウェブアプリ (IWA) の Web 構成を細かく定義できるようになります。
管理コンソールの [デバイス] > [Chrome] > [Web 機能] > [マネージド ゲスト セッション] から、IWA に対するデフォルト設定やオリジンごとの Web 機能ポリシーを設定することが可能です。
今後の変更点
リリースノートでは、今後の ChromeOS バージョンで予定されている変更についても改めて告知されています。
リリース番号規則の変更 (ChromeOS 154)
ChromeOS 154 より、ChromeOS のリリース間隔は 4 週間のままですが、リリース番号は 1 ずつではなく 2 ずつ増加するようになります。これは、Chrome ブラウザの新しい 2 週間のリリース間隔に合わせた変更です。
LTS チャンネルについては、リリース間隔は 6 ヶ月のまま変更ありませんが、移行に伴いバージョン番号は 12 ずつ増加することになります。
証明書プロビジョニングの移行
以前のリリースノートでも繰り返し案内されていますが、管理者は 2026 年 12 月末までに従来の証明書登録ソリューションから、ChromeOS 142 で導入された新しい Certificate Provisioning API を使用した方式への移行を完了させる必要があります。
まとめ
ChromeOS 151 のアップデートでは、キオスクセッションでの Chrome アプリの動作終了と、一部の古い ChromeOS Flex デバイスのサポート打ち切りが実施されました。該当する環境の管理者は代替手段への移行やデバイスの入れ替えを進める必要があります。
また、証明書プロビジョニングの新しい API への移行期限も 2026 年 12 月末に迫っているため、未対応の場合は公式ヘルプページを参照して移行作業を行ってください。
なお、Chromebook 向けの ChromeOS 151 安定版は 2026 年 8 月 11 日 (現地時間) より展開される予定ですが、記事執筆時点 (日本時間 12 日) ではまだ展開を確認できていません。












