Chromium Gerrit への新たなコミットから、Wildcat Lake を搭載する Googlebook 向けの新しいリファレンスボード「Hekla」の開発が始まっていることが確認されました。
Wildcat Lake 系列ではこれまで「Ojal」、「Matsu」、「Kodkod」、「Ocicat」の存在が確認されており、「Hekla」はこれに続く新たなボードとなります。
Hekla とは
Hekla は、Wildcat Lake のベースボードである「Ocelot」をもとに開発されており、コードの記述からも Intel WCL (Wildcat Lake) SoC と組み合わされることが分かっています。


Hekla を含む Ojal、Matsu、Kodkod、Ocicat はいずれも「reference board」と表記されていますが、親にあたる Ocelot は Intel の RVP (リファレンス検証プラットフォーム) 向けのボードとして別に登録されており、子にあたる Hekla たちとは区別されています。


直近でリリースされている「Skywalker」シリーズや、開発の進む「Fatcat」などでも同様に親にあたるボードは別の記述があり、それ以外のボードは「reference」や「base」などを区別されていません。
そのため、今回追加された Hekla を含む Ocelot 以外の 5 つのボードも、実際のデバイスとして開発が進められている可能性があります。
確認できている仕様とオプション
現時点では、コード上からは次のような仕様を確認できています。
- フォームファクター : クラムシェル、テンキーなし
- 画面サイズ : 14 〜 16 インチクラス
- 冷却 : デュアルファン
- 充電 : 65 W 対応
- ポート : USB-C × 2、USB-A × 1
また、Googlebook の特長である「Glow Bar (ライトバー)」の搭載も予定されており、Ocelot シリーズが Chromebook ではなく Googlebook 向けのボードであることを引き続き示しています。
そのほか、バックライトキーボードや指紋センサを搭載する可能性もありますが、現時点ではまだ確定ではありません。
その他に分かっているボード
今回発見された Hekla は、Ocelot シリーズでは 5 つ目の開発ボードとなります。これまでに発見されたボードと特長は次のとおりです。
| ボード名 | 特長 | メーカー予想 |
|---|---|---|
| Ojal | クラムシェル USB-C × 2 キーボードバックライト | 不明 |
| Matsu | コンバーチブル 14 インチクラス USB-C × 2 USB-A × 1 最大 65W 充電 キーボードバックライト | Acer |
| Kodkod | Ojal をコピー | 不明 |
| Ocicat | Matsu をコピー | HP |
この仕様から考えると、Hekla は Ojal / Kodkod とは仕様が異なるモデルとして登場する可能性があります。
なお、バッテリーに関する記述などから、Matsu は Acer、Ocicat は HP になると予想されます。
まとめ
Hekla の登場により、Ocelot (Wildcat Lake) シリーズの開発ボードは Ojal、Matsu、Kodkod、Ocicat に続く 5 つ目となりました。
現時点ではメーカーを含めた詳しい情報は明らかになっていませんが、Googlebook の最初のリリースが 2026 年秋に予定されており、その後に続く手頃な価格帯の Googlebook としての登場が期待されます。
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