現在、安定版として展開されている Chrome 148 において、Android タブレットで Chrome が起動できなくなる問題が報告されています。
この影響を受けたユーザーは、Chrome を開こうとしてもすぐに強制終了されてしまい、ブラウザを使うことができなくなります。
現時点では、Google からこの問題に関する正式なコメントはありませんが、IssueTracker ではこの問題を P1 (最優先) のバグとして扱い、ユーザーからのフィードバックを集めています。
Chrome が起動と同時にクラッシュ
この問題は、Chrome のアイコンをタップすると「You can have up to 5 windows」(ウィンドウは最大 5 つまでです)というメッセージが一瞬表示され、そのままアプリが閉じてしまうというものです。


他のアプリがバックグラウンドで動いていない状態でも、また Chrome のウィンドウをひとつも開いていない状態でも同じ現象が起きると報告されています。
影響を受けているのは主に Android タブレットのユーザーで、Reddit や IssueTracker への報告を見ると、Samsung の Galaxy Tab S9 FE、Galaxy Tab S6 Lite、Galaxy Tab A11+ のユーザーや、Lenovo、Xiaomi のタブレットユーザーからも報告されています。
このことから、特定のデバイスに限られた問題ではなく、Android または Chrome の動作が原因である可能性が高いと考えられます。
なお、報告されている Chrome のバージョンは、Android 版の 148.0.7778.178 です。
筆者の Pixel Tablet などでは同様の問題の影響を受けておらず、エラーの内容を確認することはできませんでした。
Google が P1 バグとして調査中
Issue Tracker では Google のエンジニアがこの問題を P1(最高優先度)バグとし、影響を受けたユーザーに対して Android のビルド番号、デバイスモデル、現在のウィンドウ数を報告するよう求めています。
また、今回の問題について IssueTracker 上では、Chrome のウィンドウ管理処理に関連していることが指摘されています。


Chrome にはタブレット向けにシークレットタブをデスクトップアプリのような独立したウィンドウとして開く機能が追加されていましたが、メモリ容量が少ないデバイスでは、これらのウィンドウが閉じられた後も正しく解放されないことがあり、Chrome がウィンドウ上限に達したと誤認識して強制終了してしまうと説明されています。
そのため、Google は現在、RAM が少ないタブレットではこの機能を無効化するコード変更を検討しています。
現時点での回避策
現時点では、Google から公式なコメントや修正時期についてのアナウンスはありませんが、一時的な回避策として Play ストアから Chrome のアップデートをアンインストールし、出荷時のバージョンに戻す方法が複数のユーザーによって報告されています。
この操作で Chrome が起動できるようになるとされていますが、同期されていないタブは閉じてしまう可能性があります。
影響を受けているユーザーは、Play ストアで Chrome のアプリページを開き、右上のメニューから「アップデートをアンインストール」を試してみてください。
もしくは、Chrome が使えない間は他のブラウザを利用する方法もあります。








