Google が 5 月 19 日(現地時間)、ベータプログラムに登録している Pixel 向けに展開した Android 17 QPR1 Beta 3 では、多くのバグ修正とともに、システム UI のぼかし表現の拡張やメディア切り替え UI の刷新など、複数のデザインの変更が確認されています。
一部の変更は、5 月中旬に展開された Android Canary 2605 で実装されており、かなり早い段階でのベータ版実装となっています。
以下に紹介する機能のうち、部分スクリーンショット以外はすべて実機 (Pixel 10 Pro Fold / Android 17 QPR1 Beta 3) で確認できています。
システム UI のぼかし表現の拡張
Android 17 QPR1 Beta 3 では、Android Canary 2605 で導入されたものと同様にシステム UI における半透明・ぼかし表現の適用範囲が拡大しました。
今回の QPR1 Beta 3 で半透明・ぼかし表現が追加された UI 要素は次のとおりです。
- 音量スライダー : 背景にぼかし効果が追加。背後のホーム画面やアプリが薄く透けて見える
- 音量パネル (展開時) : パネルを開いた際の背景にもぼかし効果が適用
- 電源メニュー : 長押しで表示される際の背景にぼかし効果が追加


クイック設定に新しいバウンスアニメーション
クイック設定を引き下げたときのアニメーションが変更され、通知シェードで機能していたバウンスアニメーションがクイック設定パネルにも適用されました。


メディアコントロールの切り替え UI が刷新
Android 16 の通知領域とロック画面上に表示されるメディアコントロールは、複数のメディアアプリをカルーセル形式でスワイプして切り替える仕様でした。
しかし、Android 17 QPR1 Beta 3 ではアクティブなメディアコントロールを中央に大きく表示し、他のアプリを両端に小さなカードとして配置する新しいレイアウトに変わっています。


メディアアプリの並び順はこれまで同様で、ローカル再生が最優先となり、リモートデバイスでの再生、再開可能なセッションの順で表示されます。カードのタップによる切り替えも可能です。
画面録画のデフォルトが最後に使用したアプリに変更
Android 17 では画面録画 UI が刷新され、ドロップダウンメニューからトグル式の新しいメニューに移行しています。
QPR1 Beta 3 では、この新メニューにおける録画対象の初期選択肢が「画面全体」から「1 つのアプリ」に変更されました。これにより、メニューを開いてすぐ「開始」をタップすると、直前に使用していたアプリがそのまま録画対象として選択されるようになっています。




なお、UI の変更は 3 月にリリースされた Android Canary 2603 で最初に確認されています。
部分スクリーンショットが大画面デバイスで有効化
画面録画ツールバーへの部分スクリーンショット機能の統合が、大画面デバイス向けにデフォルトで有効化されました。
画面録画ツールバーから利用できるスクリーンショットオプションは次の 3 種類です。
- 分割画面で表示中のウィンドウのみをスクリーンショット
- 任意の範囲を選択してスクリーンショット
- 画面全体のスクリーンショット
表示中のウィンドウは新しい「バブル」にも対応しており、バブル内のコンテンツのみを切り取ることができます。
一方で、部分画面録画(録画範囲を選択する機能)については、QPR1 Beta 3 時点でもデフォルトでは有効化されていません。
その他の変更点
アプリメニューのデザインが変更され、ショートカットとシステムアクションが分離された新しいレイアウトになっています。


また、ロック画面から電源ボタンを 2 回押してカメラを起動したときのアニメーションも更新されています。
まとめ
今回の Android 17 QPR1 Beta 3 では、システム UI 全体にわたるぼかし表現の拡張をはじめ、メディアコントロールや画面録画など、操作性に関わる変更が複数加えられています。
Android 17 QPR1 の安定版は 2026 年 9 月頃のリリースが見込まれており、現時点では Android ベータプログラムに登録している Pixel ユーザーが今回の変更を試すことができます。
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