Android の Google パスワードマネージャーで、サードパーティ製のパスワードマネージャーアプリとの間でパスキーを移行できる機能のテストが進んでいることが報告されました。
これまで Android では、Google パスワードマネージャーに保存したパスキーを他社製アプリへ移動させることが難しく、乗り換え時には各サービスで手動による再登録が必要でした。
現時点で一般ユーザーへの展開はまだ行われていませんが、正式に導入されればパスワードマネージャーをまたいだパスキーの移行が可能になります。
新しいインポート・エクスポート機能の内容
Android Authority によれば、この機能が利用可能になると Google パスワードマネージャーの設定画面内で、従来の「パスワードのインポート / エクスポート」に代わり「パスワードとパスキーのインポート / エクスポート」という項目が表示されるようになります。
- インポート : サードパーティ製アプリから Google パスワードマネージャーへパスキーやパスワードを取り込む機能
- エクスポート : 別のパスワードマネージャーアプリを開いた際に、Google 側からパスキーを転送するよう促す機能


Android Authority の検証では、インポートを選択するとデバイスにインストールされている対応アプリの一覧が表示され、パスキーやパスワードの取り込みが正常に完了することが確認されています。
Credential Exchange Protocol による連携
このパスキー移行機能は、FIDO Alliance が 2024 年 10 月に仕様草案を公開した Credential Exchange Protocol (CXP) と呼ばれる規格によって実現されています。
これは、異なるパスワードマネージャー間で安全に認証情報をやり取りするための標準規格で、Google、Apple、Microsoft、Samsung、1Password、Bitwarden、Dashlane などが策定に参加しています。
現時点ではすべてのパスワードマネージャーが対応しているわけではなく、CXP をサポートするアプリ間でのみ移行が可能になります。
Apple 製品では iOS 26 と macOS 26 でこの規格に基づくパスキー移行がすでに実装されており、Android でも同規格への対応が進んでいます。
なお、パスキーの移行は「コピー」として処理され、移行後も元のパスワードマネージャーにパスキーが残るため、二重管理を避けたい場合は移行元から手動で削除する必要があります。








