Google は 2026 年 4 月 17 日(現地時間)、旅行計画や現地の散策に役立つ複数の新しいツールの一つとして、指定したホテルの価格追跡機能やリアルタイム翻訳のアップデートを含む 7 つの新機能を発表しました。
これらのうち、ほとんどの機能は米国など一部地域に限定されていますが、ホテルの価格トラッキングとリアルタイム翻訳のアップデートは日本で利用可能です。
Google 検索で特定のホテルを指定した価格追跡が可能に
これまで Google 検索や Google フライトでは、特定の都市や地域を指定してホテル全体の価格を追跡することができましたが、今回のアップデートにより、特定のホテル一つを指定して価格の変動をトラッキングできるようになりました。
この機能を利用するには、デスクトップ版の Google 検索で目的のホテル名を検索するか、Google 検索のホテルページ (google.com/hotels) から特定の宿泊施設を選択します。

[トップ] または [料金] のタブ内に価格追跡のトグルスイッチが追加されており、これをオンにすることで追跡を開始できます。指定した日程でホテルの宿泊料金が大きく変動した場合、ユーザーにメールでアラートが送信されます。

Google の発表によると、この個別ホテルの価格追跡機能は英語とスペイン語を使用するログイン済みユーザー向けにグローバルで展開中とされています。しかし、筆者のアカウントでも使えることを確認しています。
ヘッドホンを通じたリアルタイム翻訳の向上
もう 1 つのグローバル向けアップデートとして、Google 翻訳アプリとヘッドホンを連携させたライブ翻訳機能の向上が挙げられています。この機能は 70 以上の言語に対応しており、Android および iOS デバイスで利用できます。
今回のアップデートでは Gemini の高度な音声モデルが統合され、単に言葉を翻訳するだけでなく、話者の元のトーンや抑揚を維持したまま音声が出力されるようになります。
米国など海外で展開される旅行向けの AI 新機能
日本国内では未展開であるものの、米国をはじめとする一部の国と地域に向けて、AI や Gemini モデルを活用した複数の旅行向け機能も発表されました。
AI を活用した旅行計画の作成
米国の検索における AI モードでは、Canvas ツールを利用して散在する情報を 1 つの旅行プランにまとめることができます。
理想の旅行をテキストで指示すると、フライトやホテルの候補、地元の観光スポットを地図上に配置した旅程がサイドパネルに作成されます。
AI によるレストランの代理予約
AI モードおよび「マップに質問」を利用して、ユーザーの代わりにレストランの予約を行う機能です。
人数や日時、料理のジャンルといった条件を指定すると、複数の予約プラットフォームを横断してリアルタイムの空席状況を検索し、リストを提示します。米国、英国、インド、カナダ、オーストラリアなどで展開されています。
近くの店舗への在庫確認の電話代行
旅行に必要なアイテムが近くの店舗にあるかどうかを、Gemini と Duplex テクノロジーを利用して Google が代わりに電話で確認する機能です。
条件に合う店舗が見つかるとユーザーに詳細が送信されます。この機能は米国の AI モードで今後数週間のうちに展開される予定です。
「マップに質問する」による目的地の詳細検索
Gemini モデルを搭載した「マップに質問する」を利用して、より複雑な条件での目的地検索が可能になります。
たとえば「ハイキングができて、清潔なトイレがあるキャンプ場」のように指定すると、アメニティや設備の詳細とともに候補を提示します。現在は米国およびインドで利用可能です。
Google ウォレットの機能強化
Android デバイスの Google ウォレットに搭乗券を保存すると、フライトの遅延や搭乗ゲートの変更、手荷物受取所の情報などがロック画面に表示されるようになります。
また、米国のサポートされている TSA(運輸保安庁)チェックポイントでは、パスポートを利用して安全にデジタル ID パスを作成できます。
まとめ
Google が発表した旅行向け新機能のうち、AI を活用した予約代行や日程作成ツールの多くは米国や一部地域に限定されています。
しかし、特定のホテルの価格トラッキング機能は日本からもすでに利用可能であり、お気に入りのホテルや宿泊したい施設が決まっている場合、価格の変動を把握するのに役立ちます。


