Google は 2026 年 4 月 16 日(現地時間)、Google マップにおけるビジネスプロフィールを保護するための 3 つの新機能として、悪質なレビュー詐欺の防止や、Gemini を活用した不適切な編集の検出機能の追加を発表しました。
すでに展開中の機能と今後数週間で提供される機能が含まれており、Android や iOS、デスクトップの全プラットフォームで段階的に利用可能になります。
レビュー詐欺を公開前にブロック
Google は悪意のあるユーザーによる詐欺を防ぐため、星 1 つの低評価レビューを削除する見返りに支払いを要求するような詐欺のパターンを特定し、不審な投稿が公開される前に防ぐ機能を導入しました。

また、スパムレビューの急増が確認された場合、Google は偽のコンテンツを削除し、そのビジネスプロフィールへの新規レビューの投稿を一時的に停止します。同時にビジネスオーナーへ通知が送られ、一般ユーザー向けにも貢献が一時停止されている理由を説明するバナーが表示されます。
不当な低評価による脅迫から身を守る実益があり、ビジネスオーナーはもちろん、一般ユーザーにとっても正確な情報を得やすくなるための重要な変更です。
この機能は、今後数週間でグローバルに展開される予定です。
Gemini が不適切な場所名の編集を検出
ユーザーが場所やビジネスの名前を変更しようとする際、個人的な不満や社会・政治的なコメントを含めるケースがあります。このようなポリシー違反を防ぐため、Google マップは Gemini モデルを導入し、不適切な編集を自動的に検出してブロックする仕組みを取り入れました。
Gemini の推論能力を活用することで、各地域特有のニュアンスを含む政治的・社会的なコメントを識別し、公開前に却下します。
この機能は現在、Android、iOS、およびデスクトップ向けにグローバルで展開中です。
ビジネスプロフィールの編集通知機能
ビジネスオーナーが店舗の営業時間や臨時休業などの情報を管理しやすくするため、重要な編集提案を事前に確認できる通知機能が追加されます。

今月(2026 年 4 月)より、確認済みのビジネスオーナーに対してメールによるアラート機能が展開されています。これにより、オーナーは身に覚えのない情報の改ざんや不正確な提案が公開される前に気付きやすくなり、プロフィールの正確性を維持するのに役立ちます。
2025 年の安全性に関する取り組みの進捗
あわせて公開された 2025 年の「Trust & Safety Report」では、Google マップの健全性を保つための実績が報告されています。
2025 年の 1 年間で、AI モデルと専門のアナリストにより、2 億 9200 万件以上のポリシー違反レビューがブロックまたは削除されました。また、事実と異なる不正確な編集提案を 7900 万件ブロックし、ポリシーに違反する 78 万 2000 以上のユーザーアカウントに対して投稿制限を実施しています。
さらに 1300 万件以上の偽のビジネスプロフィールが削除されており、正確な情報の維持に向けた継続的な取り組みが確認できます。
まとめ
Google マップに追加された新機能は、ビジネスオーナーを悪質なスパムや改ざんから守るだけでなく、一般ユーザーがマップ上で常に事実に基づいた情報を得られるようにするためのものです。
Gemini による編集チェック機能はすでに全プラットフォームで利用可能になっており、レビュー詐欺に対する保護機能も今後数週間で順次展開されます。
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