2026 年 4 月 16 日 更新: 現在、同アプリは Chrome ウェブストアおよび Google Play から削除されています。この理由については明らかにされておらず、分かり次第改めてお伝えします。
Nothing は 2026 年 4 月 15 日、Android スマートフォンと Windows や Mac などの PC 間でファイル、リンク、クリップボードのテキストを転送できる新しいツール「Nothing Warp」を公開しました。
現在、Android 向けアプリとデスクトップ向けの Chrome 拡張機能として展開されており、すでにインストール・ダウンロードが可能です。
また同日、日本市場向けにおサイフケータイに対応した新スマートフォン「Nothing Phone (4a) Pro」および「Nothing Phone (4a)」の発売も発表しています。
Nothing Warp の仕組みと特徴
Nothing Warp は、元々 Nothing 社内のファイル転送ツールとして使用されていたものを一般向けに公開したものです。
Android スマートフォンやタブレットに Nothing Warp アプリをインストールし、macOS、Windows、Linux の PC 上の Google Chrome に拡張機能を追加して使用します。Nothing のデバイスだけでなくすべての Android スマートフォンで利用可能です。


このツールは、スマートフォンと PC の両方が同じ Google アカウントにログインしている必要があり、設定が完了すると Android の共有メニューに Nothing Warp が統合されます。
ログインしている Google アカウントの Google ドライブを一時的に利用してデータを転送する仕組みで、アプリ自体がデータを保存することはなく、ファイル転送が完了すると Google ドライブ上からデータは自動的に削除されます。
Nothing Warp のメリットと注意点
Android Authority のテストによれば、Nothing Phone (4a) から MacBook Air へ画像や PDF を転送し、スムーズに送受信できることが確認されています。
Google ドライブを介して複数の画像をダウンロードする場合、通常 Google ドライブ側で Zip ファイルに圧縮されてしまうため解凍の手間が発生しますが、Nothing Warp を使用すると個別のファイルとしてそのまま転送できるため、この手間を省くことができます。
一方で、PC 側の Chrome 拡張機能は、Google ドライブへの手動アップロードとダウンロードを自動化するツールであるため、広範なアクセス権限を要求します。そのため、データへのアクセス権限をサードパーティの拡張機能に付与することに抵抗がある場合は注意が必要です。
Quick Share の AirDrop 互換はまだ展開されず
Android と Windows PC 間のファイル転送には、すでに Google が展開する Quick Share があり、今年に入ってから一部の Pixel デバイスや Galaxy デバイスなどで、Mac や iPhone とのファイル転送もサポートしています。
Nothing も過去に AirDrop 互換の Quick Share サポートを Nothing 製スマートフォン向けに導入することを約束していましたが、数ヶ月が経過した現在も実現していません。
まとめ
Nothing Warp は、Android スマートフォンから Windows や Mac へ手軽にファイルを転送できる有用なツールと言えますが、Chrome 拡張機能に権限を付与する必要があるため、プライバシーを重視するユーザーは既存の Quick Share や手動での Google ドライブ経由の転送と併せて検討することをおすすめします。


