Google は、毎月恒例となっている Gemini アプリのアップデートを紹介する「Gemini Drop」の 2026 年 3 月版を公開しました。
今月は、他社の AI チャット履歴の移行機能や、Google 検索における「検索 Live」や Gemini アプリの音楽生成モデル「Lyria 3 Pro」の導入、米国の全ユーザーに向けた Personal Intelligence の無料開放などが含まれています。
他社 AI チャット履歴の移行機能
ChatGPT や Claude など他の AI サービスで作成したチャット履歴やメモリーを、数クリックで Gemini へ移行する機能が追加されました。
これにより、他の AI ツールで構築した過去の対話コンテキストを維持したまま Gemini へ引き継ぐことができます。最初から情報を教え直す手間が省けるため、Gemini への移行や他ツールとの併用がスムーズに行えるようになります。
Personal Intelligence の無料開放
2026 年 1 月のアップデートにて米国の有料プラン向けに導入されていた「Personal Intelligence」が、米国のすべての Gemini ユーザーに無料で提供されるようになりました。
この機能は Gmail、Google フォト、YouTube などのアプリを横断して情報を接続し、旅行の計画やプロジェクトのサポートなどを行うものです。
今回の無料開放により米国ユーザーは広く利用可能になりましたが、日本国内での展開については現時点では未定です。
Google TV との連携による視覚的な回答
Google TV において Gemini の機能が統合され、質問に対して視覚的な回答と、ナレーション付きの詳細な解説(Deep Dives)を提供するようになりました。
これにより、テレビの大画面を利用した、よりインタラクティブな検索や情報収集が可能になります。
Lyria 3 Pro:最大 3 分の楽曲生成
音楽生成モデルが「Lyria 3 Pro」にアップデートされました。
先月の「Lyria 3」ベータ版では 30 秒間の音楽生成が可能でしたが、今回の Pro 版では最長 3 分までの長尺トラックを作成できるようになります。
有料プラン加入者向けの機能となりますが、写真やテキストプロンプトから歌詞付きの楽曲を生成できるため、より本格的な音楽制作の用途での活用が想定されます。
Gemini 3.1 Flash Live:検索 Live の登場
会話型 AI 機能「Gemini Live」が、モデル 3.1 ベースへとアップグレードされ、新たに「検索 Live」が多くの地域で利用可能になりました。
2 月には複雑な課題解決向けの Gemini 3.1 Pro が展開されましたが、今回の Gemini 3.1 Flash Live では、会話の処理速度が向上し、コンテキストの保持能力が従来の 2 倍に拡張されています。
これにより、同じ説明を繰り返す必要が減り、長時間の会話でもより自然な対話が可能になります。
まとめ
2026 年 3 月の Gemini Drop では、他社 AI からの履歴移行、米国における Personal Intelligence の無料開放、音楽生成モデル「Lyria 3 Pro」の導入、および「Gemini 3.1 Flash Live」による会話機能のアップグレード が発表されました。
このうち、実際に日本国内で利用可能であることを確認しているのは、「他社 AI からのチャット履歴移行」、「Lyria 3 Pro」、「Gemini 3.1 Flash Live」の 3 つです。
一方で、Personal Intelligence の無料提供や Google TV との連携機能については、現時点では米国など一部地域での展開となっており、日本国内での提供時期は未定です。
より詳しい内容については、Gemini Drops Hub をご覧ください。
- 前回の Gemini Drop: Google、2026年2月の Gemini Drop を公開。Gemini 3.1 や音楽生成 Lyria 3 の登場など


