Google は 2026 年 3 月 25 日(現地時間)、Android が Web ブラウジングにおいて最速のモバイルプラットフォームになったことを公式ブログで発表しました。
最新の Android フラッグシップデバイスと Chrome エンジンの組み合わせにより、競合他社のモバイルプラットフォーム (事実上の iOS) を大きく上回るパフォーマンスを記録しています。
Speedometer と LoadLine によるベンチマーク評価
今回のパフォーマンス評価には、主に「Speedometer」と「LoadLine」という 2 つのベンチマークテストが用いられています。
Speedometer は、リストへのアイテム追加といった実際のユーザーアクションをシミュレートし、Web アプリの応答性(タップやスクロールの遅延)を測定する業界標準のテストです。
一方の LoadLine は、リンクをクリックしてからページが完全に表示されるまでのプロセス全体を測定するために、Google がパートナー企業と共同開発した新しいベンチマークとなります。
Google の報告によると、最新のトップカテゴリ Android スマートフォンは LoadLine のテストにおいて、非 Android の競合デバイスよりも最大 47% 高いスコアを記録しました。また、前世代のモデルと比較しても、Speedometer と LoadLine の両方で 20 〜 60% のスコア向上が見られたとしています。

ハードウェアと OS の深い統合による操作性の向上
実際のユーザー環境においても、ページの読み込み速度が 4 〜 6%、タップやスクロールといった高負荷なインタラクションの応答速度が 6 〜 9% 高速化していることが確認されています。
このパフォーマンス向上の背景には、ハードウェア(SoC)、Android OS のカーネルスケジューラ、そして Chrome エンジンを垂直統合し、ハードウェアの能力を最大限に引き出すための最適化が行われたことがあります。
実機での挙動を確認しても、Pixel シリーズなどの最新デバイスでは、重い Web サイトの読み込みや Web アプリ上での文字入力が以前よりも滑らかに動作する傾向があります。今回の発表データは、こうした OS レベルでの継続的なチューニングが実際のユーザー環境に反映された結果と言えます。
まとめ
Android アプリの 90% 以上が Web コンテンツを表示するために「WebView」を利用しているため、今回のパフォーマンス向上は Chrome ブラウザの動作だけでなく、Android デバイス全体の操作感が底上げされることになります。
Web サイトの複雑化が進むなかで、ブラウザや OS の最適化による恩恵は大きく、今後も Google とハードウェアパートナーによる連携が進むことで、さらなる改善と向上に期待です。


