Google は 2026 年 3 月 11 日(現地時間)、ChromeOS の長期サポートチャンネル(Long-term Support : LTS)を利用している多くのデバイスに対し、新たなマイナーアップデートの配信を開始しました。
今回のアップデートにより、ブラウザのバージョンは 138.0.7204.306、プラットフォームバージョンは 16295.91.0 へと更新されます。
LTS 環境を設定している Chromebook や ChromeOS Flex デバイスには、今後数日かけて順次アップデートが展開される見込みです。
セキュリティ修正の内容
今回のマイナーアップデート(138.0.7204.306)は、システムの安全性を維持するためのセキュリティ修正を主目的としています。公開された情報によると、以下の 3 件の脆弱性に対する修正が含まれており、いずれも深刻度は「High(高)」と評価されています。
- CVE-2026-3545 (深刻度:High) : Navigation における不十分なデータ検証
- CVE-2026-3541 (深刻度:High) : CSS における不適切な実装
- CVE-2026-3542 (深刻度:High) : WebAssembly における不適切な実装
Webブラウザの根幹に関わる Navigation や CSS、WebAssembly の脆弱性は、悪意のあるWebページを読み込んだ際に予期せぬコードを実行されるなどのリスクにつながる可能性があります。
LTS チャンネルを利用している企業や教育機関の管理者は、安全な運用環境を確保するため、速やかにアップデートを適用することをおすすめします。
ChromeOS の LTS とは
ChromeOS では、更新頻度と安定性に応じて複数のチャンネルが提供されています。その中でも LTS (Long-term Support) は、企業・教育機関が安定した環境で長期間運用できるよう設計されたチャンネルで、約 6 ヶ月ごとにメジャーアップデートが行われます。
メジャーアップデートの間は、今回のようなセキュリティ修正を中心としたマイナーアップデートが提供され、必要な安全性と安定性を維持できるようになっています。
なお、LTS の次期バージョン候補として LTC (Long-term Support Candidate) チャンネルも用意されており、管理者が事前に検証を行うことが可能です。
現在、安定版は ChromeOS 145 が最新となっており、ChromeOS LTS の次回のメジャーアップデートは 2026 年 4 月 21 日 に ChromeOS LTS 144 が予定されています。


