Google が以前より約束していた Pixel 10 シリーズ向けの GPU ドライバのアップデートが、Android 16 QPR3 Beta 1 の一部としてついに配信されました。
今年 10 月、Google は Pixel 10 に搭載されている Tensor G5 チップの PowerVR GPU に対して、ドライバのアップデートを提供することを約束していました。
Android 16 QPR3 Beta 1 で確認
今回の GPU アップデートは、9to5Google から報告されており、実際に筆者も Android 16 QPR3 Beta 1 で動作する Pixel 10 Pro Fold で確認しています。


このアップデートで Pixel 10 に提供されたバージョンは、今年 8 月に Imagination (GPU の提供元)がリリースした「25.1」です。
このバージョンには、Android 16 への正式対応やグラフィックス API「Vulkan 1.4」への対応、描画性能や安定性の最適化が含まれています。
なお、現行の最新安定版となる Android 16 QPR2 で動作している Pixel 10 Pro の GPU バージョンは、「24.3」となっています。
パフォーマンスへの影響は未知数
気になるパフォーマンスの変化についてですが、今回の変更は Android システム全体のアップデート(QPR3 Beta)の一部として提供されているため、挙動の改善が純粋に GPU ドライバによるものなのか、それともシステム全体の最適化によるものなのかを切り分けるのは難しいのが現状です。
とはいえ、Google が約束通り最新のドライバを統合したアップデートを提供したことは朗報と言えます。
現時点では Android 16 QPR3 Beta 1 を利用しているユーザーのみとなっていますが、2026 年 3 月に安定版がリリースされる予定のため、ここでの展開に期待です。
出典: 9to5Google


