NotebookLM モバイルアプリにも「フラッシュカード」と「テスト」機能が追加。Gemini によるチャット品質も大幅向上

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Google は、「NotebookLM」の Android / iOS 版アプリをアップデートし、新たに「フラッシュカード」と「テスト(クイズ)」機能を追加しました。

これらの機能は Web 版から約 2 ヶ月遅れての実装となりますが、これにより外出先でも効率的に学習・暗記・復習が行えるようになります。

NotebookLM は、Google が提供する AI 学習支援ツールで、Gemini モデルを活用してノートや資料を要約・分析できるのが特徴です。今回のアップデートで、Web 版で先行提供されていた学習補助機能がモバイルアプリにも展開されました。

目次

フラッシュカードとクイズで学習内容を整理・確認

新たに追加された「フラッシュカード」では、ノート内の重要な用語や日付、概念を自動抽出して暗記カード形式で整理できます。カードをタップすると答えが表示され、画面下部の矢印で順番に確認可能です。

また「テスト」では、選択式の問題形式で理解度をチェックでき、各回答にはヒントや解説が用意されています。いずれの機能も以下の項目をカスタマイズできます。

  • カードまたは問題数(少なめ・標準・多め)
  • 難易度(初級・中級・上級)
  • 言語設定
  • 自由入力による学習テーマ指定(プロンプト)

これにより、ユーザーは自分のペースや目的に合わせて学習を進めることができます。

チャット機能も大幅アップデート

今回のアップデートでは、Gemini モデルの強化によりチャット機能も改善されており、Google によると、モバイル版チャットの品質が 50% 向上し、文脈ウィンドウが 4 倍に拡大、会話記憶も 6 倍に延長されています。

これにより、NotebookLM 上での長期的な学習記録や複雑な質問応答もより自然に行えるようになりました。

さらに、チャットやスタジオで一時的に参照ソースをオン/オフできるようになり、特定の資料だけを基に回答を生成することが可能になっています。

まとめ

NotebookLM アプリでは、音声で内容を要約する「音声解説」に加えて、今回の「フラッシュカード」と「テスト」がスタジオタブに統合されました。

複数のオーバービューを作成できる機能や、ウェブから新しい資料を追加する機能なども最近実装されており、モバイルでもウェブ版に匹敵する学習環境が整いつつあります。

アップデートは段階的にサーバー側で展開されており、最新バージョンの NotebookLM アプリ(Android / iOS)で利用可能です。記事執筆時点では、筆者の環境ではまだ展開されていませんでした。

出典: Google

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著者情報

HelenTech を運営している 尾村 真英 です。これまでに 50 台以上の Chromebook をレビュー しており、主に小規模事業者を対象に Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行っています。
現在は、Chrome Enterprise 公式ユーザーコミュニティのモデレーターとしても活動し、Professional ChromeOS Administrator 資格を保有しています。

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