Samsung が今年 9 月頃に発表すると伝えられている次期フラッグシップタブレット「Galaxy Tab S11」シリーズについて、フィンランドの認証機関から最上位モデル「Galaxy Tab S11 Ultra」のバッテリー容量と充電速度に関する情報が明らかになりました。
認証情報からバッテリーの詳細が明らかに
これまでもスペックに関する噂はあり、バッテリーに関する情報もリークされていましたが、今回、フィンランドの認証機関である SGS Fimko のウェブサイトで、「Galaxy Tab S11 Ultra」とみられるデバイスが認証を通過したことが確認されました。
この認証情報により、バッテリーに関して次のようなスペックが判明しています。
- バッテリー容量: 11,600mAh
- 充電速度: 最大 45W
バッテリー容量は、前モデルの「Galaxy Tab S10 Ultra」が搭載していた 11,200mAh から 400mAh (約 3.5%) の微増となります。一方で、充電速度は前世代から変更はなく、据え置きとなるようです。
なお、以前の噂ではバッテリー(型番: EB-BX936ABY)の定格容量は 11,374mAh になるとされており、Galaxy Tab S10 Ultra の定格容量 10,880mAh から約 500mAh 増加することが示唆されていました。
今回リークされた数値を見る限りでは、定格容量ではなく標準容量を示しているものと思われます。

型番や搭載チップセットの噂
認証情報からは、SM-X936B、SM-X936N、SM-X930 といったモデル番号も確認されています。これまでの情報から、これらはそれぞれ 5G モデル、韓国向けモデル、Wi-Fi モデルを示していると推測されます。
バッテリー以外のスペックについては、以前から Geekbench で MediaTek の Dimensity 9400+ チップセットを搭載する可能性が示唆されていますが、こちらはまだ噂の段階です。
また、先週には Samsung Galaxy Tab S11、Galaxy Tab S11 Ultra、Galaxy Tab S10 Lite の 3 つのモデルについて、韓国の認証機関のサイトからディスプレイ側の実機写真が明らかになりました。これにより、以前から報じられているように Galaxy Tab S11 シリーズにはベースモデル (Tab S11) と Ultra モデルの 2 モデル展開になる可能性が高いと考えられています。
まとめ
これまでの噂レベルの情報とは異なり、今回のリークは公的な認証機関からのものであるため、その信憑性は非常に高いと言えるでしょう。
「Galaxy Tab S11 Ultra」は、バッテリー容量がわずかに増加するものの、充電速度は据え置きとなる可能性が高まりました。大きな変更点としては、新しいチップセットの搭載によるパフォーマンス向上が焦点となりそうです。
Samsung は「Galaxy Tab S11」シリーズの正式発表を「例年どおりのペース」と明らかにしており、昨年と同様に 9 月から 10 月にかけて行うと予想されています。
出典: Xpertpick