この記事では、2025年1月18日から1月24日までの間にあった Chromebook 関連の主なニュースをまとめてお届けします。
英国でヨーロッパ最大級の教育テクノロジー展示会 BETT 2025 では、Lenovo、ASUS、Acer から教育現場向けの Chromebook 新機種が多数発表されました。Google は、ディスプレイメーカーと協力し、既存のディスプレイなどを ChromeOS デバイスに変える Chromebox OPS を発表しました。 また、Chromebook や Google Workspace Education に、教育現場向けの新しい機能が導入されることも発表されました。
各メーカーから Chromebook の新機種発表 : BETT 2025
BETT 2025 では、教育市場をターゲットにした新しい Chromebook が Lenovo、ASUS、Acer から発表されました。
Lenovo
このうち、Lenovo からは14インチコンバーチブルタイプの Lenovo Chromebook Plus 2-in-1 が発表されました。高性能な仕様のため、教育機関だけでなく法人やコンシューマーにも販売されることが予想されます。
海外では2025年第1四半期から発売予定で、価格は749ドルからです。
詳細はこちら : 新しい Lenovo Chromebook Plus 2-in-1 (14″, 10) が海外で発表。Core プロセッサ搭載
ASUS
ASUS は、昨年発売された11.6インチと12.2インチの「ASUS Chromebook CR シリーズ」の新モデルを発表しました。
11.6インチの ASUS Chromebook CR11 シリーズと、12.2インチの ASUS Chromebook CR12 シリーズのどちらも、Intel Alder Lake-N プロセッサの後継となる Twin Lake プロセッサを搭載しています。
プレスリリースでは、発売時期や価格については言及されませんでした。
詳細はこちら : ASUS が新しい Chromebook CR11 / CR12 シリーズを発表。Intel N150、N250 を搭載
Acer
Acer は、以下の4機種を発表しました。
- 12.2インチディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプの「Acer Chromebook Spin 512 (R857T)」
- 11.6インチディスプレイを搭載したコンバーチブルタイプの「Acer Chromebook Spin 511 (R757T)」
- 11.6インチディスプレイを搭載したクラムシェルタイプの「Acer Chromebook 511 (C737)」
- 10.95インチディスプレイを搭載したタブレットタイプの「Acer Chromebook Tab 311」
タブレット以外の3機種は、2025年第1四半期に発売予定です。価格はSpin 512 (R857T) が529.99ドルから、Spin 511 (R757T) が499.99ドルから、511 (C737) が429.99ドルからとなっています。
Chromebook Tab 311 は、北米で2025年第2四半期に発売予定で、価格は329ドルとなっています。
詳細はこちら : Acer がタブレットを含む4つの新しい教育市場向け Chromebook を BETT 2025 でリリース
Google が Chromebox OPS を発表 : BETT 2025
BETT 2025 で、Google は既存のディスプレイなどを ChromeOS デバイスに変える「Chromebox OPS (Open Pluggable Specification)」を発表しました。
LG、SMART、Promethean などの大手ディスプレイメーカーが Chromebox OPS を提供します。これにより、既存または新型のディスプレイや電子黒板などを、ChromeOS デバイスとして利用することが可能になります。
詳細はこちら : Google がインタラクティブディスプレイ向けの Chromebox OPS を発表。ディスプレイメーカーから提供
Google が教育向けの新しいアップデートを発表 : BETT 2025
最後に、Google はデバイスだけでなく、Google Workspace for Education と Chromebook にも新しいアップデートを発表しました。
教師向けの「クラスツール」の導入、ユーザー向けには Gemini for Google Workspace の統合(アドオンが不要になる)、Chromebook での AI 機能の導入とクイックインサート、フェイスコントロールのサポートなどが含まれます。
管理者向けの機能強化も発表されましたが、これらについては Chrome Enterprise および Education 管理者向けリリースノートですでに公開されています。