今年6月頃、Google は MediaTek MT8196 を搭載する Chromebook の開発に取り組んでいることが報告され、9月にいくつかのベンチマークが Geekbench で発見されました。この時点では Intel Core 3-1215U に匹敵するパフォーマンスを発揮し、これまでの MediaTek チップセットのなかでもハイパフォーマンスが期待できます。現在、新たにいくつかのベンチマークが発見され(Chrome Unboxed 経由)、以前よりもパフォーマンスが改善していることが明らかなっています。
Geekbench で発見された新しいベンチマークスコアは、以前登場した「Rauru」ボードで測定されており、ベンチマークスコアは以前のスコアよりもシングルコアで約24%、マルチコアで約30%の向上となっています。
この MT8196 が示すスコアは、Intel Core Ultra 5 115U と 16GBRAM を搭載した Chromebook Plus デバイスなどと大きく変わらず、インテル第12世代 Core i5-1235U や Core i7-1265U に近いものとなります。
そのため、パフォーマンスから考えると MT8196 を搭載する Chromebook が登場すれば、ほぼ間違いなく Chromebook Plus デバイスとしてリリースされるはずです。
とは言え、現時点では MT8196 を搭載するデバイスがいつリリースされるかはわかりません。しかし、ここ最近でもベンチマークが登場していることを見れば、もしかしたら来年の CES や MWC などで発表される可能性もあると思います。