今回の Talk on Chromebook by HelenTechは「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年第23回目をお届けしていきます。
対象にしているニュースは2024年06月22日から28日までの期間で、今週は主に新機種発売とChromeOSのアップデートに関する話題となっています。
Acer Chromebook Plus 514 が国内発売
まず、今年4月にグローバルで発表された Intel Core i3-N305 プロセッサを搭載した14インチの Acer Chromebook Plus 514 が、タッチ対応モデルをコンシューマー向け、タッチ非対応モデルを法人向けとして販売を開始しています。
昨年発売された Ryzen 搭載の Chromebook と同じデバイス名ですが、CPUがインテルになったこととディスプレイのアスペクト比が16:9のフルHDになったこと、筐体の作りがよりしっかりしたことなどに違いがあります。
個人向けでの価格は79,800円となっていて、Acer公式ストアやAmazon、楽天市場などで購入することができます。
Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8 も7月から国内発売
続いてレノボ・ジャパンからも、Intel Core i3-N305 プロセッサを搭載した Lenovo IdeaPad Slim 3i Chromebook Plus Gen 8 が発表され、7月から販売開始となります。
こちらも14インチでタッチ対応、8GBRAMと128GBストレージなど、Acer のモデルと似ていますが、海外モデルから一部仕様変更があったようで、UBS-Cポートが1つになっている点が、これまでの Chromebook Plus モデルになはない仕様です。
Amazon ではすでに予約受付中となっていて、価格は82,280円。発売予定日が7月26日となっています。
Intel 第13世代搭載の ASUS Chromebox 5a が海外で発表
新機種の最後は海外市場ですが、インテルの第13世代 Core U プロセッサを搭載した ASUS Chromebox 5a が発表されました。
昨年発売された Chromebox 5 は12世代の Core P プロセッサを搭載しており、Thunderbolt 4 や 2.5Gイーサネットなどを搭載していましたが、新しい Chromebox 5a は通常の USB-C 規格に戻り、イーサネットも1G対応となっています。
アップグレードというよりはマイナーチェンジといったモデルで、現時点では日本国内でのアナウンスはありません。
ChromeOS 126 のメジャーアップデートが展開
ここから ChromeOS の話題になりますが、現在最新のアップデートとして ChromeOS 126 へのメジャーアップデートが展開されています。
このアップデートではいくつかの細かい機能の導入が行われており、例えば Chromebook のカメラアプリに超解像度デジタルズーム機能の追加、QRコードを利用してChromebookのセットアップ時に Wi-Fi と Google アカウントのログイン情報を転送する機能が利用できるようになる、カレンダーウィジェットのマルチカレンダーサポートなどが挙げられます。
この他の内容も含めて記事でまとめていますので、詳細はそちらをご覧ください。
AI 機能などが多数導入された ChromeOS 125 に比べると、少し地味なアップデート内容となりました。
以上が、今週あった Chromebook 関連のニュースのピックアップとなります。ここで取り上げたニュース以外にもいくつかのニュースがありますので、興味のある方はそちらもぜひ御覧ください。
その他の今週あったニュース
- エレコムが新しい USI スタイラスペン「P-TPUSI02BK」を発売。Chromebook 向けで約1.3mmペン先の充電式
- Samsung Galaxy Chromebook Plus (Xol) には OLED ディスプレイが搭載される
- GeForce Now 2.0.64 で「お気に入り」のクイックアクセスが追加されます
- 2024年10月1日から Jamboard アプリが段階的に終了します
- Google が学生向けの Gemini を発表。Education アカウントにも AI ツールを多数追加
- Gemini が Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、ドライブのサイドパネルに追加
- Gmail のサイドパネルでも Gemini の一般提供が開始
- Google Workspace で電子署名へのアクセス管理機能が追加。ドキュメントの電子署名機能導入に向けて
- Google スプレッドシートの計算速度が2倍になりました。その他にもいくつかの機能改善が導入