Google は昨年からプログレッシブウェブアプリ(PWA)の推進に力を入れていますが、現在デスクトップ版の Chrome Canary では Web サイトを PWA として簡単に保存できるようにテストが行われていることが報告されました。
PWA は Web サイトやサービスを保存してウィンドウで開くことができ、わざわざ検索などしなくてもデスクトップ等からネイティブアプリのように簡単にアクセスできるようになるものです。ただ、今回新たに追加される方法は Web サイトへのショートカットを保存してウィンドウで開くという従来の機能と変わりありませんが、いまの作成方法よりも少し簡単になります。
現在の方法は、保存したいタブを開いた状態で Chrome ブラウザの[︙] > [保存して共有] > [ショートカットを作成] > 表示されるポップアップから[ウィンドウとして開く]にチェックを入れて保存する必要があります。
これが Canary では簡略化されており、[︙]から[保存して共有]を開くと最初から[ページをアプリとしてインストール]が表示されるようになっています。これをクリックするとアプリをインストールするというポップアップが開き、インストールをクリックするだけになります。
わずかな違いですが、チェックを入れたりという手間がなくなることや表現が PWA と同じ内容に統一されたことでわかりやすくなりました。
なお、現在は Canary でもフラグを2つ有効にする必要があります。私も実際に試してみて、上記の画像のように表示が変更されました。
- chrome://flags/#web-app-universal-install
- chrome://flags/#shortcuts-not-apps
この変更がいつ安定版になるかはわかりませんが、Chrome 124 Canary で試すことができ、今のところ問題なく動作しているため Chrome 124 Stable で登場する可能性は高そうです。