ウルトラワイドバンド(UWB / 超広帯域)通信が多くのデバイスで使われはじめており、例えばGoogle Pixel Watch 2にも搭載されるという噂がありますが、Googleはさらに Chromebook でもUWBを搭載するべく取り組んでいる可能性が報告されました。
UWBについて簡単に説明すると、データを高速に転送できることによって高精度の位置追跡が可能になる技術で、現在は車のドアロック解除やワイヤレス決済、屋内での位置追跡などに使用されており、スマートフォンやトラッカーデバイスに搭載されています。
今回、GoogleがChromebookでUWBをテストしていることがChrome Unboxedによって発見され、いつデバイスに搭載されるかはわかりませんが、実際に取り組まれていることが報告されました。
どのように使用されるか具体的な情報はありませんが、スマートフォンやスマートウォッチ、イヤホンなどの周辺機器と接続するために利用されるようです。実際に、Googleはすでにいくつかの特定のデバイスとの使用をテストしているようで、Chromebookからスマートフォンの接続だけでなく、複数のデバイスとペアリングするといったことが行われています。
ChromebookにもUWBが搭載されることで、有線接続することなく高速かつシームレスに共有できるようになったり、ラグをほぼなしにしたアプリストリーミングの利用、あるいは無線によるディスプレイ拡張などもできるようになる可能性があります。
いずれにせよ、現時点ではテストに取り組まれている段階なので、これがいつリリースされるかはわかりませんが、登場に期待したい技術です。
Source Chrome Unboxed