先月に国内投入が発表された「HP Elite Dragonfly Chromebook (Enterprise)」ですが、当初はベースモデルの希望小売価格217,800円(税込)ということ以外、詳細な構成とその価格については明らかにされませんでした。しかし、最近になって日本HP公式サイトに「HP Elite Dragonfly Chromebook」の専用ページが公開され、販売されるモデルのスペックと価格も掲載されていることを発見しました。
このページは個人向けではなくビジネス向けページに紐付いているため、販売価格はあくまで参考値としてご覧ください。
税込価格 | |
Core i3-1215U / 8GB / 128GB | ¥217,800 |
Core i3-1215U / 8GB / 128GB ※ | ¥242,000 |
Core i5-1245U / 16GB / 256GB | ¥286,000 |
Core i5-1245U / 16GB / 256GB ※ | ¥310,200 |
Core i7-1265U / 16GB / 256GB | ¥319,000 |
Core i5-1245U / 8GB / 256GB / 5G | ¥308,000 |
※印に関してはChrome OS with Chrome Enterprise Upgradeモデルとなりますので、性能は変わらずとも価格に違いが出ています。
まずCore i3モデルですが、こちらはCore i5以降のモデルとは異なり、128GBストレージ、ディスプレイはIPSアンチグレアでHP SureView Reflect非対応(解像度は共通して1920×1280)、日本語配列キーボードのみとなっています。同じCore i3での価格差はCEUかそうでないかです。
Core i5モデルからはすべて13.5インチ、IPSブライトビュー、HP Sure View Reflectを備えていて、i5かi7かとRAM容量の違い、Core i5モデルのみ5GサポートモデルかCEUかどうかの違いです。なお、Core i5モデルに関しては英語配列と日本語配列をそれぞれ選ぶことができ、Core i7モデルに至っては英語配列のみと筆者としては買わない理由がない仕様となっています。
Chromebookとして性能も機能もハイエンド過ぎるため価格も大変なことになっていますが、必要性を感じるユーザーであれば惜しくはないと思えるデバイスだと思っています。筆者も展示会場で実機に触れましたが、デバイスの仕上がりなども含めて何としても手に入れようと思わせたモデルです。しかもスペックシートをよく見たら、ワイヤレスリチャージブルUSIペンも付属するみたい。これは全部載せって感じですね。
細かいところはともかくとして、正式に販売開始がアナウンスされているわけではありませんが、すでにページも存在して価格も公開されましたので、ハイエンドChromebookに興味・関心のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。