先月末、インテル第12世代Alder Lakeを搭載するChromebookのうち、「Redrix」と呼ばれるモデルは「HP Elite C1030 Chromebook」(国内ではx360 13c)のコードネームである「Jinlon」からコピーされたことがわかっており、開発コードからAlder Lakeを搭載していること、開発開発関係者などからHP製品であることが明らかにされました。
また最近では、HPはMediaTek MT8195(Kompanio 1200)を採用したChromebookを開発している可能性があることもお伝えしています。
ここでさらに、HPはさらに3台のインテル第12世代Alder Lakeを搭載するChromebookを開発している可能性が示され、来年には少なくとも4台の第12世代CPUのChromebookがHPからリリースされるかもしれません。
現在開発されている「Draco」、「Vell」、「Anahera」という3つのChromebookには、インテル第12世代 Alder Lakeプロセッサを搭載することがコミットやコードから明らかとなっています。
Chrome Unboxedによれば、これら3つのデバイスに関わっている開発者やコミット内からわかるバッテリー情報などから、その全てがHPのデバイスとリンクしていることを報告しています。
このうち、「Draco」は「HP Chromebase 22(Dooly)」や「HP Chromebook 14a(Dirinboz) / x360 14a(Gumboz)」などの開発に関わっている人物がおり、製品の傾向から「Draco」はハイエンドデバイスではなくスタンダード以上のChromeboookとなる可能性があります。
また「Anahera」もHP製の手頃なChromebookの開発に携わっている開発者が中心となっているため、こちらもスタンダードな性能のモデルになるかもしれません。
「Vell」についてははっきりとわかりませんが、いずれにしてもHPはAlder Lake世代のChromebookを4機種、そしてMediaTek Kompanio 1000シリーズの「Dojo」、Snapdraon 7c搭載の「Kingoftown」など6機種以上を2022年にリリースする計画があるようです。
来年はさらに幅広く、様々なChromebookが登場してくる予感がしますので、期待したいところです。
Source : Chrome Unboxed