CESでもBETTでもないタイミングのようですが、DELLが海外の教育市場向けにLTEをサポートする「DELL Chromebook 3100」をラインナップに追加し、2021年春頃に発売予定としています。
この「Chromebook 3100」は、2019年4月に日本でも文教向けとしてクラムシェルタイプ、2-in-1コンバーチブルタイプの2モデルが展開され、その後にGIGAスクール構想に合わせてCPUがアップグレードされたモデルも出ていますが、LTEサポートモデルは国内外ともリリースされていませんでした。
スペック
ディスプレイ | 11.6インチ 1,366 × 768 アンチグレア 非タッチ |
CPU | Celeron N4020 |
RAM | 4GB |
内部ストレージ | 16GB / 32GB eMMC |
ネットワーク | LTEサポート(XMM7360) Bluetooth 5.0 Wi-Fi ac(AC9560) |
ポート | USB-C ×1 (USB-A ×1) イヤホンジャック |
バッテリー駆動時間 | 最大14時間 (65W充電) |
その他 | 防滴キーボード (MIL-STD) 落下テストクリア |
サイズ | 303.9×207.9×20.8mm |
重さ | 1.29kg |
今回、海外で追加されたモデルのうちWi-Fiモデルは、日本のGIGAスクール構想準拠のモデルと性能面で大きな違いはありません。
しかしLTEサポートモデルのみ、USB-Cポートが一つに減り、microSDカードスロットがなくなり、さらにUSB-Aポートも1つになる(もしくはなくなる)可能性があるようです。
これまで不足していたLTE対応モデルの追加は嬉しいところですが、削られたところもあるので少し悩ましいところです。
とは言え、LTEモデルが選択できるようになるというのは、Wi-Fi環境が整っていない場所でもChromebookの導入が容易になりますし、対応モデルが数少ない現状では貴重な存在といえます。
安価な価格と頑丈な構造、さらにLTEサポートによって教育現場での活用が期待できる新しい「DELL Chromebook 3100」ですが、販売価格や明確な時期については明らかとなっていません。
日本でのリリースも不明ですが、最近の教育現場へのChromebook投入の様子を見ていると、有り得そうな気がしています。
ちなみに海外では、2021年後半に個人向けでも購入できるようになるようですので、日本国内でも個人向けのLTEサポートモデルが増えると嬉しいですね。
Source: Android Police