AMDが今月にZen 3アーキテクチャーを採用した新しいチップセット、Ryzen 5000シリーズを発表しています。
この新しいチップセットは、Intel製品と比較してもパフォーマンスが大幅に向上し、フラッグシップモデルへの搭載も期待されるものです。
そして今回、その新しいRyzenチップセットを搭載したChromebookの開発がスタートしていることが明らかになり、少なくとも3機種が開発されているということがわかりました。
すでに早い段階で、Zen 3アーキテクチャー採用のRyzen(Cezanne)チップセットを搭載できるようになっていることは、コミット上からわかっていました。
そしてその後すぐに、「Guybrush」、「Mancomb」、「Majolica」と呼ばれるChromebook用のベースボード開発が始まったことがわかり、いずれもAMDのチップセットを搭載、おそらくRyzen 5000シリーズを搭載する可能性があります。
別のリークでは、開発中のRyzen 5000UシリーズにはCezanneをベースにしたものがあり、一部の性能もわかっています。
この表を見ればわかるかと思いますが、Ryzen 3 5400U、5600U、5800Uのどれが搭載されたとしても、ハイエンドなChromebookになることは間違いなさそうです。
とくに最上位のRyzen 7 5800Uなどは、8コア/16スレッドと本当にChromebookに必要なのか疑いたくなるような性能ですが、ともかく想像以上にハイエンドデバイスを開発している可能性は高くなります。
一方で、開発が始まった3つのデバイスについてですが、現時点ではほとんど情報は出ていません。
コミットから想像できることと言えば、3つのデバイスすべてタッチスクリーン対応のコンバーチブルタイプChromebookである可能性が非常に高いということです。
引き続き情報は追っていきますが、今後はインテルだけでなくAMDを採用したハイエンドChromebookを出してくるとなれば、選択肢も増えますしさらに面白いことになりそうです。
Source: Android Police