この記事では、2026 年 2月 1 日から 7 日の 1 週間にあった、Google Workspace および関連サービスの主なアップデートをまとめています。
今週は、Google Meet と Microsoft Teams の相互運用性の強化、教育機関向けエディションへの Gemini 機能の開放、動画作成ツール Vids の機能拡大など、コラボレーションと AI 活用の幅を広げるアップデートが中心となりました。
以下、各トピックの詳細を紹介します。
Google Meet と Microsoft Teams の相互運用性が向上
Google Meet と Microsoft Teams のビデオ会議デバイス間における、組み込みの相互運用性が導入されました。
これにより、以下の 2 つの接続がスムーズに行えるようになります。
- ChromeOS ベースの Google Meet ハードウェア から Microsoft Teams の会議に参加する
- Windows ベースの Microsoft Teams Rooms デバイス から Google Meet の会議に参加する
これまでもサードパーティのサービスを経由するなどの方法はありましたが、今回のアップデートにより、異なるプラットフォーム間での会議接続がよりシームレスになり、ハイブリッドワーク環境での利便性が大幅に向上します。
Education Plus などで Workspace の Gemini 機能が利用可能に
Google Workspace for Education の一部のエディションにおいて、追加費用なしで Gemini の生成 AI 機能が利用できるようになりました。
対象となるのは、18 歳以上のユーザーかつ以下のライセンスを保有している場合です。
- Google Workspace for Education Plus
- Teaching and Learning Upgrade
これにより、Google ドキュメント、スライド、フォーム、Vids といったアプリ内で、教材作成の補助やアイデア出しなどに Gemini を活用できるようになります。
新アドオン「AI Expanded Access」が導入
標準プランと最上位プラン「AI Ultra Access(旧 Google AI Ultra for Business)」の中間に位置する、新しい Workspace アドオン「AI Expanded Access」が導入されました。
標準よりも高い利用制限と高度な機能を提供し、チーム規模での活用を支援するアドオンとして展開されています。
Google Vids の機能が全ユーザーに拡大
動画作成ツール Google Vids の以下の 3 つの機能が、Workspace のエディションを問わず全ユーザーに開放されました。
- 読み上げプロンプター: 録画中に原稿を表示・スクロールさせる機能
- 文字起こしのトリミング: 文字起こしテキストを編集して動画をカットする機能
- スタイル付き字幕: 動画のデザインに合わせた字幕を表示する機能
これにより、より多くのユーザーが手軽に質の高い動画コンテンツを作成できるようになります。
その他のアップデート
今週は他にも、AI や開発者向けの機能強化がいくつか発表されています。
- Gmail の「校正」機能拡大 (英語のみ): 英文メールの作成時に、スペルや文法だけでなく、簡潔さやトーンの改善を提案する「Proofread」機能の提供範囲が拡大しました。
- Meet の音声翻訳がビジネス向けに一般提供 (一部言語): 会議中の発言をリアルタイムで翻訳して字幕表示する機能が、ビジネス向けプランで一般提供開始されました。
- Chromebook Plus 向け Gemini in Chrome (米国): 米国の Chromebook Plus デバイス向けに、Chrome ブラウザ内での Gemini 統合が展開されています。
- Gemini での JEE Main 模擬試験: 大学進学適性試験(SAT)に続き、インドの工科系大学入学試験である JEE Main の模擬試験も Gemini 上でサポートされました。
- Google Classroom API の更新: Google Classroom API の「Student groups(生徒グループ)」エンドポイントが一般提供(GA)され、開発者プレビュープログラムに参加していない開発者も利用可能になりました。
まとめ
今週は、Meet と Teams のハードウェア連携や、教育現場への Gemini 展開、新しい「AI Expanded Access」アドオンの導入などが行われました。
特に Meet と Teams の相互運用性は、多くの企業が抱える会議ツール混在問題に対する解決策となりますが、Google Meet ハードウェアが必要であることに注意してください。また、新しいアドオンの登場により、企業が AI 導入を検討する際の選択肢が増えました。
このほか、一部の機能はまだ英語のみで展開されていますが、今後の対応に期待です。


