この記事は、2025 年 9 月 20 日から 9 月 26 日までの Chromebook / ChromeOS および関連サービスの主な出来事をまとめた「Chromebook 週間まとめ」です。
今週は Kompanio Ultra を搭載した新しい Chromebook タブレット「Sapphire」の開発といくつかの新情報、Chrome 141 の管理者向けリリースノートの公開、定例の ChromeOS マイナーアップデート展開やハウツー記事の公開などがありました。
Kompanio Ultra 搭載の Chromebook タブレット「Sapphire」の開発が開始
今週の最も大きなトピックは、Kompanio Ultra を搭載した新しい Chromebook タブレット「Sapphire」の開発が始まったことについてです。
このデバイスは、以前発見された Kompanio Ultra を搭載した Chromebook タブレットの大元となる「Tanjiro」と呼ばれるリファレンスボードをベースに構築されています。特に重要な点では、開発中のコミットから、「Sapphire」には過去に Google 製デバイスで搭載されていたような「LED ライトバー」が搭載される可能性が示唆されました。
また、マグネットで着脱かつワイヤレス充電に対応する USI ペンをサポートする可能性も示されています。
現状ではまだ詳細は不明ですが、Google らしい機能やタブレットデバイスに求められる機能を備えており、もしかしたら Google 製の Pixelbook タブレットのようなデバイスになる可能性も期待されます。とはいえ、過去に Google 以外からも似たようなデバイスがリリースされたことがあるため、まだ断定はできません。しかし、LED ライトバーを搭載する Chromebook タブレットが開発されていることは事実であり、今後の展開に期待です。
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Chrome 1 41 の管理者向けリリースノートが公開
Google は Chrome 141 の管理者向けリリースノートを公開し、このアップデートでは、より多くのユーザーを対象とした Gemini の統合や、検索ハイジャックを検出する新しい仕組みなど、ユーザー向け機能とセキュリティを向上させる機能が追加されることを明らかにしました。
加えて、管理者向けにはリモートコマンドの対象拡大や、新しいタブページのカスタマイズ機能などが導入される予定です。
アップデート情報とハウツー記事等の公開
あとはいくつかの細かいニュースですが、ChromeOS LTC 138 に 1 件のセキュリティ修正を含むマイナーアップデート (138.0.7204.262) が展開されました。
このほか、Google がパキスタンの銀行における ChromeOS と Google Workspace の導入事例を公開しています。
また、今週は Chromebook で Google Pixel スマートフォンをウェブカメラとして使う方法に関するハウツー記事を投稿しました。
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前回のまとめはこちら : Chromebook 週間まとめ (9/19週): ChromeOS 140 展開、新機能フラグ、開発中情報など