この記事では、2025 年 4 月 5 日から 4 月 11 日 までの間にあった Chromebook / ChromeOS および関連サービスの主な出来事をまとめる「週間まとめ」です。
今週は ChromeOS 安定版 (v134) と LTS 版 (v132) の両方にアップデートがありました。また、Google Workspace では、日本のユーザー待望の Gemini AI による日本語文書作成サポートが Gmail と Docs で利用可能になっています。その他、注目ニュースや今週公開した記事も紹介します。
今週の ChromeOS / Chromebook 関連ニュース
今週は ChromeOS アップデート情報を中心にお届けしています。
ChromeOS 134 安定版に3回目のマイナーアップデート (134.0.6998.198)
先週に引き続き、ChromeOS 134 安定版向けに早くも3回目のマイナーアップデートが配信開始されました。OS バージョンは 16181.61.0、ブラウザバージョンは 134.0.6998.198 となります。
今回も公式発表では具体的な修正内容は明記されていませんが、安定性の向上が図られているものと思われます。確認されている問題点など、詳細は以下の記事でまとめています。
ChromeOS 132 LTS にメジャーアップデートが展開
長期サポートチャンネル (LTS) を利用しているデバイス向けに、ChromeOS 132 のメジャーアップデート (バージョン 132.0.5615.216) が展開されました。
LTS は安定性を重視する企業や教育機関向けのチャンネルですが、定期的にセキュリティ修正や安定性向上のためのアップデートが行われます。
なお、ChromeOS LTS は昨年 10 月に ChromeOS LTS 126 のアップデートが展開されています。次回の ChromeOS LTS 向けのアップデートは、2025 年 10 月 14 日に ChromeOS LTS 138 への更新が予定されています。
Google Workspace / 関連サービス情報
Chromebook と親和性の高い Google Workspace 関連のニュースです。
Gemini による「文書作成サポート」が Gmail と Google ドキュメントで日本語に対応
Gemini AI を活用した文章作成支援機能「文書作成サポート (Help me write)」が、Google ドキュメントと Gmail で、ついに日本語で利用可能になりました。
これにより、Gmail でのメール作成や Google ドキュメントでの文章作成がより効率的になります。
ビジネス向け新 AI 機能「Workspace Flow」などが発表
Google は、業務プロセス自動化を支援する「Workspace Flow」をはじめとする、主にビジネス向けの新しい AI 機能群を発表しました。
個人ユーザーがすぐに利用するものではないかもしれませんが、今後 Workspace を活用した業務が大きく改善することが期待されます。
今週公開した主な記事
- ChromeOS 134 に3回目のマイナーアップデート(134.0.6998.198)が展開
- ChromeOS LTS (長期サポート)に ChromeOS 132 のメジャーアップデートが展開
- Google ドキュメントの「文書作成サポート」が日本語を含む4つの追加言語で利用可能に
- Gmail で Gemini を活用した「文書作成サポート」が日本語に対応
- Google、Workspace Flow などの新たなビジネス向け AI 機能の導入を発表
- Android の Gmail アプリ、ウェブ版の署名が自動的に反映されるように
- Google Workspace ユーザー、Gemini モバイルアプリで Workspace アプリ(拡張機能)が利用可能に
- Google Workspace 向け Gemini、2.5 Pro Exp で「Deep Research」が利用可能に
今週公開のレビュー記事
まとめ
今週は ChromeOS のニュースというより、Google Workspace 関連のほうが大きなニュースがありました。これは Google Cloud Next ’25 が開催されたことによるもので、今後の Google AI 関連の発表が多数行われています。