この記事では、2025年2月1日から2月7日までの間にあった Chromebook 関連の主なニュースをまとめてお届けします。
今週は、Lenovo が GIGA スクール構想第2期に向けた Chromebook を含むソリューションパッケージの発表、ChromeOS 132 の2回目のマイナーアップデート、ChromeOS 長期サポート向けのアップデート、MediaTek MT8196 搭載の Chromebook の新情報などがありました。
Lenovo の GIGA 2.0 向け Chromebook
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Lenovo ことレノボ・ジャパンから、GIGA スクール構想第2期(GIGA2.0) に向けた、ハードウェア3モデルと教育 DX 促進のための各種ソリューションを統合したパッケージ「Lenovo GIGA School Edition」が発表されました。
このうち、Chromebook はすでに発表されている、Lenovo Duet Chromebook EDU G2 と Lenovo 500e Chromebook Gen 4s の2つでした。
Lenovo Duet Chromebook EDU G2 についてはコンシューマーの Lenovo Chromebook Duet 11 Gen 9 と、堅牢性重視のカバーの有無以外は変わりません。
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一方、Lenovo 500e Chromebook Gen 4s は GIGA 向けの新しいモデルになり、取り外し可能なバッテリーと、えんぴつを使ってディスプレイに書くことのできる「ペンシルタッチ」を搭載していることが特長です。
スペックなどについては、以下の記事でまとめていますので、参考にどうぞ。
関連記事 : Lenovo 500e Yoga Chromebook Gen 4 と Chromebook Gen 4s のスペック比較
ChromeOS のアップデート情報
今週は、ChromeOS 132 に2回目のマイナーアップデートと、ChromeOS LTS 126 (長期サポート)向けのセキュリティアップデートが展開されました。どちらも大きな変更はなく定例のアップデートとなり、セキュリティの修正やバグの修正が含まれています。
ChromeOS 132 のマイナーアップデートでは、Chromebook から Chromecast にキャストするときに画面が真っ黒になるという問題が解消された可能性があります。
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MT8196 を最初に搭載する Chromebook の噂
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最後に、現在開発に取り組まれている MediaTek の未発表チップセット MT8196 を搭載する Chromebook 「Navi」は、最初に Lenovo がリリースする可能性が示唆されました。
この情報は Chromium Gerrit のコミットから示唆されたもので、開発の関係者に Lenovo グループの LCFC のメールアドレスを持つユーザーがいることから、ほぼ間違いなく Lenovo が関わっていることがわかりました。
これまでの傾向から、特定のメーカーに関わりの強い関係者がいる場合、ほぼそのメーカーからリリースされています。そのため、今回も Lenovo が MT8196 を搭載した Chromebook を最初に出してくる可能性が高いと言えます。
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