2024年08月17日 – 週間 Chromebook ニュース (24030)

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今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年第30回目をお届けしていきます。

対象にしているニュースの期間は2024年08月10日から16日までとなっていて、今週はChromeOSのアップデートと開発中の新機種に関する話題です。

目次

ChromeOS 127 のアップデートが展開

今週は安定版の ChromeOS デバイスに向けて、ChromeOS 127 のメジャーアップデートが展開されました。このアップデートでは大きな変更はありませんが、いくつかの新機能の追加と機能の変更が行われています。

例えば、ChromeOS 組み込みのギャラリーアプリを使って PDF のページを編集できるようになっており、PDF のページを削除したり並べ替えたりする新しいオプションが追加されました。

また、以前のリリースでも伝えられていたように、シェルフに表示されている日付をクリックしてカレンダーを表示すると、Todo リストと同じように Google Classroom の課題の期限や未提出の課題、完了した課題などが表示されるようになりました。

あとは会議中の通話コントロールパネルにノイズキャンセリング、自動字幕起こし、明るさ補正、背景ぼかしのステータスインジケーターが表示されるようになったり、サポートされている Bluetooth ヘッドセットの通話コントロールを使って、応答や拒否、通話の終了、マイクのミュートなどを使用できるようになりました。

このほかにも高音質な音声を活用する読み上げ機能がリーディングモードに追加、OCR の AI リーダー機能、ファームウェアアップデートで手順の表示などが含まれています。

なお、今回のアップデートはサポートされているデバイスに広く展開されており、特に目立つ遅れのあるデバイスはありません。

Kompanio 838 を搭載した Lenovo Chromebook Duet のリリースが近づく

続いて開発中のデバイスに関するニュースですが、MediaTek が今年5月に発表した Chromebook 向けの新しいチップセット Kompanio 838 を最初に搭載する Lenovo の Chromebook の情報が明らかになりました。

これまで Ciri と呼ばれるボードが Lenovo の Chromebook であり、Kompanio 838 を搭載することは確認できていましたが、このボードが実際に何と言う製品名でリリースされるかははっきりとしていませんでした。

しかし、 ChromeOS のアップデートに関する情報からデバイスの名前が発見され、これが「Lenovo Chromebook Duet」と「Lenovo Chromebook Duet EDU G2」であることが確認されました。いずれも11インチのモデルであり、着脱式キーボードを備えた Chromebook タブレットになります。

そして、このうち EDU G2 に関しては5月に東京で行われた教育総合展(EDIX)で Lenovo が実際のデバイスを展示していました。このときLenovoから詳細は公表されていませんでしたが、確認できた範囲では新しい Kompanio を搭載した10.95インチのタブレットタイプで、ペンを収納しておける堅牢性重視のカバーがあり、本体と含めて800g程度、プライバシーシャッター付きの5MPフロントカメラ、2つのUSB-Cポートを搭載し、バッテリー駆動時間は約10時間となっていました。

現時点ではリリースのタイミングはわかりませんが、デバイスの情報が出ていることからコンシューマー向けでも教育向けでも年内に発表される可能性は高く、とくに日本でも登場することはほぼ確実と言えます。

以上が今週の「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」となります。今後も Chromebook 関連のニュースがある限り、毎週のまとめとして続けていきますのでフォロー、チャンネル登録をぜひお願いいたします。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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