今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連のニュースをピックアップ」の2024年、第25回目をお届けしていきます。
対象にしているニュースの期間は2024年7月6日から12日までとなっていて、今週は ChromeOS の今後の機能と直接関係はありませんがクラウドサービスなどに関する話題です。
ChromeOS のクイック共有の設定が見直し
ChromeOS の機能として組み込まれているクイック共有が、機能の見直しとともにデフォルトで有効になる可能性があることが報告されています。
現在、ChromeOS ではクイック共有を使うためには設定から一度有効にする必要がありますが、新しい変更が加わるとデフォルトで有効になり、クイック共有の機能をすぐに利用できるようになります。
また、現在ファイルを共有するときの共有先には、登録した連絡先、自分のデバイス、全員に表示、または非表示にするという4つのオプションがありますが、連絡先がなくなり、自分のデバイスまたは全員に表示、あるいは非表示という3つに変更されるようです。
デフォルトの設定では自分のデバイスに設定され、これはクイック共有をしようとしているデバイスの Google アカウントと同じアカウントでログインしているデバイスにのみ共有できます。そのため、他のユーザーが誤って共有したり、されたりということはありません。
なお、この機能はまだ開発に取り組まれたばかりのようで、いつリリースされるかは不明です。
以下、直接 Chromebook に関係ありませんが、関連する2つのニュースをお伝えします。
Xbox Game Pass Ultimate (Cloud Gaming) の値上げ
1つ目は、Microsoft のゲームサービスである Xbox Game Pass の値上げが発表されました。この値上げは今月から新規登録ユーザーに適用され、PC Game Pass が月額750円だったものが月額990円に値上げされました。また、Game Pass Ultimate も月額1210円だったものが1450円に値上げされています。
このうち Ultimate プランは Chromebook でもクラウド経由でゲームがプレイできる Xbox Cloud Gaming が含まれており、ゲームプレイで利用、または検討している Chromebook ユーザーにも少なからず影響があります。
なお、すでに Xbox Game Pass に課金しているユーザーは、2024年9月12日以降の課金から値上げが適用されます。
Google Meet ハードウェアのカメラの自動フレーミングが再開
2つ目は、Google Meet ハードウェアデバイスのカメラの自動フレーミング機能が再び利用可能になりました。
この機能は今年3月に導入が発表されていましたが、5月中旬以降からパフォーマンスと品質の評価のためとして、機能の展開が一時的に停止されていました。しかし、現在はすべての Google Meet ハードウェアデバイス向けで再展開されています。
なお、Google Meet ハードウェアの Google Meet Series One Desk 27 の実機レビューもしています。興味のあるユーザーはそちらの記事も合わせてご覧ください。
実機レビューのお知らせ
最後にお知らせですが、ブログにてマウスコンピューターが初めてリリースした Mouse Chromebook U1 の実機レビューを投稿しています。デバイスの詳細や使用感は記事を見ていただければと思いますが、なかなかバランスの良い1台にまとまっていてオススメできるモデルでした。
ただ、入手経路がマウスの公式サイトに限られているため若干購入しづらいというのがネックですね。
以上が、今回の「この1週間であった Chromebook 関連のニュースをピックアップ」となります。前回までのまとめをご覧になりたい人はこちらをどうぞ。