今回の Talk on Chromebook by HelenTech は「この1週間であったChromebook関連ニュースをピックアップ」の2024年第16回目をお届けしていきます。対象にしているニュースは04月27日から05月03日までの期間で、今週は主にChromeOSに関する話題となります。
ChromeOS 124 がリリース
今週の大きなニュースといえば、ChromeOS が124へとメジャーアップデートされました。
このアップデートで目に見える変化で言えば、設定アプリがマテリアルユーデザインに変更されたことです。また、設定にもいくつかの新しい項目が追加され、例えば「分割画面の開始時にウィンドウの候補を表示する」機能や「大きいマウスカーソルを表示する」という機能を設定から変更することができるようになりました。
目に見えない変更として、ネットワーク上のサービスを安定して使えるようにするクオリティオブサービス管理機能が追加され、オンライン会議やゲームプレイ時にスムーズかつバッファリングの少ない通信が可能になります。
さらに Bluetooth マウスのファストペア機能が追加され、対応するマウスであれば簡単にペアリングができるようになりました。
あとは細かい点で違いがあると思いますが、Googleがコミュニティに投稿した主な機能もこの4つでしたので、ひとまずこれらの変更を抑えておけば問題はないと思います。
ただ、記事でも書いていますが私の使っている Acer Chromebook 516 GE が、ChromeOS 124 にアップデートした後も設定アプリがなぜか古いインターフェースのままとなっていました。なので、デバイスかアカウントかわかりませんが、見た目が変わっていないデバイスがあるかもしれません。
Google Workspace 周りの変更点
直接 Chromebook と関係ありませんが、この1週間で Google Workspace の Google ドライブと Google Meet にいくつかの変更点がありました。
まず、Web 版 Google ドライブのキーボードショートカットが変更され、ユーザーがキーを押すと、押したキーの文字と同じ頭文字のファイルに移動できるようになりました。
続いて Google Meet では、タイルのレイアウトに機能が加わり、通話中にカメラ映像のないタイルを非表示にできるようになりました。なので顔出ししているユーザーだけをタイルに表示させておくことが簡単になります。これは自分の画面だけに反映されるため、他のユーザーには影響を与えません。
もう一つ Meet の機能では、Enterprise Standard 以上のアカウント向けに提供されている超低遅延ライブストリーミングのサポート人数が、これまで10,000人だったところ、最初の25,000人まで拡大されました。これはほぼ大規模企業向けの機能なので、個人ユーザーや小規模なWorkspaceユーザーには直接関係はありません。
以上が、今週の Chromebook 関連の主なニュースです。