意外な方向から新しいChromebookの情報が登場しましたが、Geekbenchに「Google eve-arcnext」という名称で、3.3GHz(4Core)のCPUを採用したモデルのベンチマークが登場していました。
なおこれまでに登場している次世代の「Google Pixelbook」のウワサでは、CPUは第8世代のIntel Core UシリーズとGシリーズを採用している可能性についてお伝えしています。
これまでのウワサはIntelのCPUを採用していて、現行のアップデート的な感じになりますので、次にリリースされるモデルとしては納得できる範疇だったわけですが、今回はまさかのARMチップ、しかもSnapdragon 855でテストされている可能性が示唆されてしまいました。
果たしてCPUの正体は?
Chromeunboxedでは、発見したベンチマーク結果から、Snapdragon 855でテストされているという可能性を挙げています。
上記は同様の条件で、Geekbenchから引っ張ってきたものですが、ここでは「Google eve-arcnext」という名称のモデルが、”Intel placeholder 3300MHz(4core)”というプロセッサ情報でテストされていることがわかります。
結構、昔からテストされていたみたいですね。
これらの詳細内容は下記のようになっています。
プロセッサの正体については、はっきりとしているわけではありませんが、ボート名からも3.3GHzのARMチップで動作する「Pixelbook(eve)」であることはそのとおりだと思いますし、少なくともSnapdragonなどのARMチップでPixelbookをベースとした、それっぽいデバイスがテストされているというのは間違いなさそうですね。
そして、この3.3GHzで動作するARMのコアはCortex-A76だけであり、それはSnapdragon 855にも採用されているため、今回のテストで利用されているCPUは、Snapdragon 855である可能性が高いということになります。
が、ベンチマークの数値だけを見ると、スマートフォンなどに搭載されるSnapdragon 855の結果とは違い目も当てられない数値ではありますが、参考元ではChromebookなりに最適化が必要だったり単純にテストされているだけ、ということを忘れなければ、さほど気にする必要はないとしています。
まあ、確かにこの数値だとMediaTek搭載のChromebookと変わらないですからね…。
いずれにしても現時点では、ARMプロセッサを搭載する「Pixelbook」をベースとしたデバイスが開発されているようだ、という程度の認識で良さそうです。
ちなみにこれまでに登場しているSnapdragonを採用したChromebookのウワサは、「Cheza」だけでしたので、ここに新たにGoogleの端末が加わるとなれば、LTE接続に対応するChromebookの展開にもGoogleは力を入れて来るんじゃないかという期待があります。
今後もタブレット端末含め、Chromebookの選択肢にはLTE対応モデルというのが多くなりそうな感じで、ちょっと楽しみですよね。
ということで、引き続き情報が出ればまとめていこうと思います。
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参考POSSIBLE GOOGLE-MADE CHROMEBOOK WITH ARM CHIPSET SHOWS UP IN GEEKBENCH