UGREEN Revodok Pro 313 13-in-1 USB-C ハブを実機レビュー。Chromebookで試してみた

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今回の記事では、UGREEN の新しい USB-C ハブとなる UGREEN Revodok Pro 313 の実機レビューをお届けします。なお、レビューにあたり実機を提供していただきました。

新しい Revodok Pro 313 は13ポートを備える USB-C ハブで、USB-CとA、Ethernet、SDカードスロット、3.5mm オーディオジャック、1つの DisplayPort と 2つの HDMI ポートにより最大3台の4K出力に対応していることが特長です。

電源は必要なく、コンピューターに接続することでプラグアンドプレイで利用でき、100W PD 経由の電源供給から85Wパススルー充電が可能です。100Wのため複数の周辺機器を接続しても動作が安定しますが、USB-Cポートの1つは電源用になっておりデータ転送には非対応となります。

本体は金属製でサイズは165×70×19mmで重さは約233g(実測)、見た目の印象の割にそこまで重くはありません。本体から直接出ているケーブル(コンピューター接続用)はコネクタ部を除いて20cmの長さです。

本体直付けになっているので置く向きが固定されてしまうのが難点ですが、DP/HDMIやEthernetなど頻繁に取り外しすることが少ないケーブル類を奥側にまとめておくことができます。

ポートは奥側に給電用USB-C、DisplayPort、HDMIが2つ、5Gbps USB-A ポートが1つ、1Gbps Ethernet があります。手前側には microSD/SDカードスロット、3.5mm オーディオジャック、5Gbps USB-A ポートが1つ、10Gbps USB-A ポートが2つ、10Gbps USB-C ポートが1つとなっています。

独立した電源ではないためハブをコンピューターに接続しないと各ポートで充電などはできず、いずれも急速充電に対応したポートではありません。そのため基本的にはPCと接続することで機能する周辺機器の取り付け(レシーバーやWebカメラなど)がメインになります。

USB-A コネクタの周辺機器が多い場合には便利ですが、最近のノートパソコンや MacBook などを利用していて USB-C 周辺機器が増えている場合には変換コネクタを使用する必要があるかもしれません。前面に1つ USB-C ポートがある点は Good ですが、欲を言えばもう1つ USB-C があれば便利でした(Aを1つCに置き換える等)。

筆者の場合、奥のAポートに Webカメラ、手間のAポートにヘッドセットのレシーバーを挿しています。残りのAポートは会議用スピーカーやゲーミングマウスのレシーバーなどにたまに使う予定です。

実際に UGREEN Revodok Pro 313 を使って3台のWQHD(2560×1440)解像度のモニターへ出力してみました。接続しているノートパソコンは Thunderbolt 4に対応している RazerBook 13 (Windows) と HP Elite Dragonfly Chromebook (ChromeOS) です。

Windows に関しては3枚のモニターともWQHDで出力され、スケーリング設定も含めて何も問題はありませんでした。一方、ChromeOS では3枚のモニターに出力こそできるものの、いずれかのモニター1枚の解像度が最低(800×600)などに設定され、変更することができませんでした。

HP Elite Dragonfly Chromebook (ChromeOS) は最上位モデルの Core i7-1265U/16GBRAM を使っているため性能的には問題がない(むしろWindowsのRazerBookよりも高性能)ことやWindowsでは問題なく出力できていることから、 Revodok Pro 313 の問題ではなくChromeOS側の何らかの制限か問題による可能性があります。そのため、当初の狙いであった Chromebook で3枚のWQHDモニターに出力することはできずに終わりました。

ただ、何回か設定を試しているうちにWQHD 1枚とフルHD 2枚という構成であれば3つのモニターに出力できていたようなので、モニターの解像度を調整すれば可能かもしれません。これに関しては検証できませんでしたが、WQHD 1枚とフルHD 2枚 もしくは フルHD 3枚への出力であれば Revodok Pro 313 を使って Chromebook でも行けそうです。

数日間、デバイスを接続したままで日々の作業を続けてみましたが比較的安定して作業が行えています。発熱はありますが、それによって不安定になることなどは特にありませんでした。

大型のドッキングステーションなどでも最大2枚のモニターまでしか出力できないことも多いですが、UGREEN Revodok Pro 313 は本体もコンパクトで専用電源等は必要とせずに使えること、ポートも豊富で Windows に限定されますが最大3枚までのモニター(4K)に出力できるという点が大きな魅力となります。

一方、コンピューターと接続する方向が固定されがちで配置を考える必要があること、USB-C 周辺機器が多いと変換コネクタ等が必要になること、Windows以外のデバイスを接続したい場合にはネックですが、これに当てはまらない場合は手軽に使えるトリプルモニター対応ハブとしてオススメです。

UGREEN Revodok Pro 313 は Amazon で販売され、価格は17,999円となっています。記事執筆時点では15%オフクーポンが提供されているため、15,299円で購入することが可能です。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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