「Gumdrop Chromebook 耐衝撃・保護ケース SlimTech」をレビュー

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今回の記事では、米国でスマートフォンやタブレット、Chromebook、Macbook用に堅牢で耐久性の高いデバイス保護アクセサリを販売しているGumdropの「Chromebook向け耐衝撃ケース SlimTech」のレビューをお届けします。なお、今回のレビューはサンプルの提供を受けて執筆しています。

Gumdropは10年以上、様々な種類の教育デバイスに対する保護ケースを設計・製造しており、海外市場では500万台以上のデバイスにケースを提供するだけでなく、Apple、Samsung、Dell、Lenovo、HP、Microsoft、Acer、Asus、Google などの人気ブランドをすべてカバーしているという強みもあります。

日本国内では、グレイスリンクス・エンタープライズ株式会社が総販売代理店として取り扱っており、GIGAスクール構想で導入された教育市場向けChromebookに対応する保護ケースを中心としたラインナップになっています。そのため、個人向けの取り扱いがないことに注意してください。

目次

DropTech と SlimTech

Gumdrop の耐衝撃(保護)ケースには「DropTech」と「SlimTech」という2つのシリーズがあります。どちらもChromebookに装着するだけで、傷や衝撃からデバイスを保護することができます。

「DropTech」シリーズは米軍基準の耐久性を満たし、本体を傷などから保護するだけでなく、4フィート(約1.2m)の高さから26回落下させてもデバイスに損傷を与えることなく耐える仕様となっていることが特長です。またペンやその他のアクセサリーを取り付けることもできます。耐久性を高める反面、本体の厚みや重さがかなり増します。

今回レビューしている「SlimTech」は、擦り傷などから保護できるだけでなくディスプレイ部分を保護するコーナーバンパーを備えており、最大2フィート(約61cm)までの高さに対する落下テストが行われています。「DropTech」よりも少し控えめに感じますが、比較してスリムで重さも大きく増えず、接着剤なども使わず手軽に取り付けることができる点が特長です。コストも抑えられるため、「SlimTech」は学校などで大量に導入することに向いた保護ケースです。

より堅牢に、耐久性を重視するのであれば「DropTech」ですが、手軽に耐久性を高めつつ重さや厚みの増加を最小限に抑えたいというのであれば「SlimTech」という選び方になると思います。

使用感

今回のレビューでは「ASUS Chromebook C214」向けの「Gumdrop SlimTech」を試していますが、レビューで使用した実機は「C204」のため、ポートの位置などが異なる点にご注意ください。

ケースはシンプルなクリアタイプで、ディスプレイ側と底面側の2ピース構成となっていて、ディスプレイ側のフチにはしっかり保護するようパンパーが備わっています。

樹脂部分はしっかりと作られており、相当の力を加えない限りは割れることなどはありません。底面部分にはちゃんと足も付いており、高さがちゃんと合うようになっていますが滑り止め加工ではありません。

Chromebook本体への取り付けは簡単で、底面部分はパチッとはめるような感覚で取り付け、ディスプレイ側は外側のバンパー部分に合わせてスライドして差し込むようにします。

差し込んで包まれるように角が保護されるため、角落ちしても本体へのダメージは最小限に抑えられることが期待できます。

なお、ヒンジ側は360度回転させる「C214」向けに作られたケースなので、デバイスをタブレットモードにするときに干渉しないように最小限の保護となっています。ヒンジ側の堅牢性も確保したいところですが、手に持つときにはヒンジ側を掴むことが多いと思いますし、厚みや重さが増してしまうことになるため、このままでも特に心配することはないと思います。

ヒンジ以外の3辺、特にディスプレイ側はしっかりと保護されていますので、不意な落下やどこかにぶつけたりしたときでも、液晶へのダメージはかなり抑えられると思います。

キーボード・底面側もしっかりと保護されていますので、傷や平面への衝撃はだいぶ抑えられるはずです。

ちなみに「Gumdrop」を使用していて良いと思ったことの一つとして、キーボード側に引っ掛けるためのツメ部分の高さを感じず手首に干渉しずらいため、パームレストに着けてキーボード入力をするときに違和感があったり邪魔に感じることがありませんでした。

重さについて

保護ケースを取り付けるとなると、堅牢性と引き換えに重さや厚みが増えてしまうことは致し方ありません。

今回レビューしている「Gumdrop Cases SlimTech」は、ケースのみの重さが実測約295gとなっていました。これに「ASUS Chromebook C204」本体の重さを加えると、約1.5kg相当となります。

11.6インチサイズで1.5kg相当と考えるとかなり重たいと感じますが、+300gほどで本体の堅牢性にプラスして耐衝撃・耐傷性を得られ、故障や修理が必要になるほどのダメージとリスクを抑えられるとすればアリです。

とくに落下したりぶつけたり、投げられたりする可能性がある場合には、装着しておくだけで安心感が違います。常に持ち運ぶ場合にもそうですし、普段はラックなどでまとめて収納してあり必要に応じて貸し出す場合などでもケースはあるほうが安心です。

まとめ

今回は「Gumdrop Chromebook向け耐衝撃ケース SlimTech」のレビューでしたが、デバイスへのダメージを抑え、修理や故障の可能性を少しでも下げたいと考えている学校・企業にもGumdropのケースは有用だと思います。

ケースのタイプにも2種類があり、堅牢性をさらに高めるか堅牢性を確保しつつ取り回しの良さかを選択できることも導入しやすくて良いですね。Chromebookへの衝撃と負担を減らし、少しでも長持ちさせたいと考えているなら検討する価値は間違いなくあります。

ただし、冒頭でもお伝えしたように日本国内では文教・法人向けの取り扱いとなっており、個人での購入はできません。価格や対象機種などの詳細については、Gumdropの公式サイト(日本語ページアリ)から販売代理店へお問い合わせください。

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著者情報

Masahide Omuraのアバター Masahide Omura Product Marketing Manager

Professional ChromeOS Administrator 取得者。これまでに40台以上の Chromebook を試し、業務でも Chromebook や Google Workspace の導入・活用支援も行う。本業はアクセス解析や広告運用、ときにPMM。プロフィールはこちら

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